ほくでんファミリーコンサート

概要

ほくでんファミリーコンサートは、北海道電力が主催するクラシック音楽を中心とした演奏会です。札幌交響楽団の演奏により、道内各地で開催され、地域住民に親しまれています。入場券は、開催数ヶ月前から北海道電力や各演奏会会場などで配布されます。このコンサートは、当初「北電ファミリーコンサート」という名称で開催されていましたが、1986年から現在の名称に変更されました。

歴史

このコンサートは1973年5月8日に、札幌市民会館で第1回が開催されました。指揮はペーター・シュヴァルツ氏、解説は荻昌弘氏が担当しました。その後、回を重ねるごとにその規模を拡大し、数々の著名な音楽家が参加しています。

1977年1月20日：札幌市民会館にて第50回開催（指揮：福村芳一、独唱：西明美、語り：江戸家小猫）
1980年12月1日：北海道厚生年金会館にて第100回開催（指揮：森正、ピアノ：中村紘子、独唱：立川清登、島田祐子）
1984年9月27日：札幌市民会館にて第150回開催（指揮：尾高忠明）
1988年8月18日：札幌市民会館にて第200回開催（指揮：山本直純、独奏：神崎愛、話：江戸家猫八）
1991年11月7日：北海道厚生年金会館にて第240回開催。この回では、HBC創立40周年記念委嘱作品として、三枝成彰氏のヴァイオリン協奏曲「雪に蔽われた伝説」が初演されました。（指揮：堤俊作、ヴァイオリン：深山尚久）
2015年6月30日：札幌コンサートホールにて第500回開催（指揮：尾高忠明）

2018年には、6回の演奏会が「北海道150年記念コンサート」として開催され、北海道の歴史を彩る音楽の祭典となりました。

ラジオ放送

かつては、北海道放送（HBCラジオ）で日曜日の午前と午後に放送されていましたが、現在は放送されていません。しかし、コンサートの開催告知CMは現在も放映されています。

参考文献

田中和朗編 編『札幌交響楽団40年誌』札幌交響楽団、2002年。
公益財団法人 札幌交響楽団 編『札幌交響楽団50年史 1961-2011』2011年。

外部リンク

* ほくでん：ほくでんファミリーコンサート

このコンサートは、長年にわたり北海道の文化発展に貢献しており、今後も多くの人々に感動を届けることが期待されます。

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