小寺明 (実業家)

小寺 明（こでら あきら）

小寺明は1947年4月23日に岡山県で生まれ、経営の道を歩むことになります。1970年に神戸大学経営学部を卒業後、伊藤忠商事に入社しました。入社当初から小寺は意欲的で、ブラジルにてポルトガル語の研修を受け、その後のキャリアに活かしていきます。

彼は伊藤忠商事の繊維グループに配属され、企画統括室長やテキスタイル貿易部長、さらにはテキスタイル事業部長を経て、2002年には常務執行役員として繊維カンパニーのエクゼクティブバイスプレジデントに就任しました。この役職では伊藤忠商事の繊維関連事業を戦略的に牽引し、多くの成果を上げました。

その後、2004年には伊藤忠商事の代表取締役常務として、金融、不動産、保険、物流など様々な分野での業務を統括しました。2006年からは伊藤忠エネクスの代表取締役社長に就任し、より一層の事業の拡大に努めました。

特に、2009年にはジャパンエナジーをはじめとする複数の企業と液化石油ガス事業を統合し、ジャパンガスエナジーを設立しました。この時期の彼の活動は、日本のエネルギー業界にも大きな影響を与えるものでした。また、その年にはエルピーガス協会の常任理事にも就任し、業界全体の発展に寄与する姿勢を見せていました。

2012年には伊藤忠エネクスの取締役会長に就任し、企業の成長を更に促進しました。2013年からは相談役として後進の指導にも力を入れるようになり、その経験を生かして次世代のリーダーを育成しました。

2016年には中国銀行の取締役に就任し、その後も中島記念財団理事や伊藤忠連合企業年金基金の理事長として、幅広い活動を続けています。

小寺の職業人生は、いくつものリーダーシップを発揮し、様々な分野において影響力を持っています。彼の経歴と業績は、ビジネス界における模範的な人物として後に続く多くの実業家たちにとっての指標ともなっています。

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