小峯新陸

小峯新陸（こみね しんり）

小峯新陸（こみね しんり）は、2001年12月1日生まれで、鹿児島県鹿児島市にルーツを持つプロ野球選手です。投手として活躍し、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。右投げ、左打ちのスタイルで、背番号は138です。彼の球歴や成績、特徴について詳しく見ていきましょう。

経歴

プロ入り前

小峯は鹿児島市立東谷山中学校時代に、硬式少年野球チームである鹿児島ヤングタイガーに所属していました。その後、鹿児島城西高等学校に進学し、2年生の春からはエースとしてチームを牽引しました。しかし、3年生の時には腰や右肩の怪我に悩まされ、背番号は11に変更されました。甲子園への出場は果たせませんでしたが、その才能は多くの人々に認められていました。

2019年のプロ野球ドラフトにおいて、彼は東北楽天ゴールデンイーグルスから育成2位指名を受け、10月29日に支度金200万円、年俸230万円で仮契約を結びました。プロ入りの際、彼の背番号は138に決まりました。

楽天時代

プロ入り1年目の2020年、彼は体力強化に専念し、イースタン・リーグでの試合出場はありませんでした。2021年にはイースタン・リーグで9試合に登板し、1勝1敗で防御率は4.82とまずまずの成績を残しました。徐々に実戦の機会を得る中で、2022年春季キャンプでは一軍に帯同するチャンスを得ました。

オープン戦では3試合に出場し、4回の投球で2安打を許しながらも1失点、4奪三振を記録し、防御率は2.25と好成績を残しました。このパフォーマンスを受け、彼は同年3月19日に支配下登録され、背番号も30に変更されました。

2022年3月25日、対千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初登板を果たし、1回を無失点で抑えました。その後も徐々に登板数を増やし、4月30日には福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初奪三振を記録しましたが、すぐに初失点も経験します。このシーズンでは、最終的に6試合に登板し、6イニングで自責点は4、防御率は6.00でシーズンを終えました。

2023年シーズン、彼の背番号は新加入の平良竜哉に譲られ、68に変更されましたが、1軍登板はありませんでした。シーズン終了後の10月11日、他の選手と共に来季契約を結ばない事が通告され、育成選手として再契約を締結しました。背番号は再び138に戻りました。

選手としての特徴

小峯選手の投球スタイルは、肩周りの柔軟性を生かした大きなテイクバックと、長身からの角度のある投球が特徴です。高校時代の最高球速は145km/hですが、プロ入り後には153km/hを計測しています。また、変化球も豊富で、カーブ、スライダー、スプリットを駆使し、多彩な投球が魅力です。

初記録

• - 初登板：2022年3月25日、対千葉ロッテマリーンズ戦
• - 初奪三振：2022年4月30日、対福岡ソフトバンクホークス戦

小峯新陸選手は、今後の成長が期待される若手選手の一人です。そのユニークな投球スタイルとキャリアの成長を楽しみにしています。

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