小峰大橋

小峰大橋（こみねおおはし）

小峰大橋は、福島県白河市の阿武隈川に架かる国道294号白河バイパスの道路橋で、その全長は192.0メートル、主径間は70.7メートルです。この橋は、3径間連続鋼非合成箱桁橋という形式であり、道路幅は7.5メートル（歩道を含めると15.3メートル）となっています。小峰大橋は2020年に竣工し、現在も交通の要所として重要な役割を果たしています。

橋の位置

小峰大橋は白河市街地の北西部に位置し、阿武隈川を渡ります。南側の接続部分は白河市追廻に、北側は葉ノ木平と薄葉の境界上に位置しています。橋のすぐ南側では国道294号の旧道と分岐する形になっています。これは地域内の主要な交通路であり、南北を結ぶ重要なインフラの一部です。

建設の経緯

小峰大橋の建設は2017年度に着工され、地域の交通利便性を高めるための大規模なプロジェクトの一環として実施されました。国道294号のバイパス化に伴い、既存の田町大橋の交通量を分散させるための新たな橋が必要とされ、仮称として「新田町大橋」が提案されましたが、最終的には公募により「小峰大橋」という名称が選ばれました。

橋の構造と機能

小峰大橋は、2車線分の車道と、各側に幅3.5メートルの歩道を備えており、車両および歩行者の通行を考慮した設計となっています。特に歩道の存在は、地域の住民にとって安全な通行手段を提供しており、小峰大橋は地域住民にとっても身近な存在となっています。

開通とその影響

2022年3月6日に白河バイパスが開通したことに伴い、小峰大橋も供用を開始しました。この開通により、地域の交通状況が一新され、特に白河の北側地域からのアクセスがスムーズになりました。また、交通量が増加することで周辺の経済活動にも好影響を与えることが期待されています。

周辺情報

小峰大橋の近くには、こみね・あぶくま公園や向陽台団地、葉ノ木平災害公営住宅などの居住区域や公共施設があります。これらの周辺施設とのアクセス向上は、この橋の建設による重要な効果の一つです。地域の人々にとっては、この橋が日常生活に密接に関わる存在となっています。

隣接する橋

小峰大橋の上流には白河橋と金勝寺橋、下流には田町大橋と羅漢橋があり、阿武隈川に架かる多くの橋の一部を形成しています。これらの橋も地域の交通に寄与しており、全体的な交通ネットワークの一端を担っています。小峰大橋は、これらの橋と連携しながら白河市における重要な交通の動脈となっています。

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