小川香料

小川香料株式会社：香りの創造で社会に貢献する老舗メーカー

小川香料株式会社は、1893年創業の日本を代表する香料メーカーです。130年以上の歴史を持ち、香料専門業者としては日本で最も長い歴史を誇ります。また、株式を公開していない香料会社としては、国内最大規模の売上高を誇ります。

特徴

一貫した製造プロセス: 自社農園で香料作物を栽培し、香料の製造から販売までを一貫して行っています。これは、日本の香料メーカーとしては唯一の取り組みです。
豊富な国産原料: 日本産の柑橘類（ゆず、かぼす、シークワーサー等）をはじめとする、豊富な国産天然原料をラインナップしています。
地域との連携: 大分県をはじめとする様々な自治体と連携協定を締結し、地域の農林水産物の香りに関する研究開発や、地域活性化に貢献する取り組みを行っています。
グローバル展開: 日本国内だけでなく、海外にも研究開発拠点と製造拠点を展開し、グローバルな事業展開を行っています。

事業内容

小川香料は、フレーバー事業とフレグランス事業を柱として、幅広い分野で香りを活用した製品を提供しています。

フレーバー事業: 清涼飲料、乳飲料、冷菓、菓子、調理加工食品など、様々な食品に香りを付与するフレーバーを開発・製造しています。また、コーヒーエキスや果汁などの食品素材も提供しています。
フレグランス事業: 香水、化粧品、シャンプー、石鹸、洗剤、芳香剤など、様々な製品に香りを付与するフレグランスを開発・製造しています。天然精油や合成香料など、幅広い原料を扱っています。
* アロマイングリディエンツ事業:合成香料や天然精油・天然抽出物を取り扱っています。

品質へのこだわり

小川香料は、品質と食品安全に関する国際規格であるISO 9001やFSSC 22000の認証を取得しています。また、環境マネジメントシステムに関する国際規格であるISO 14001の認証も取得しており、環境に配慮した事業活動を行っています。P. T. Ogawa Indonesiaは、HALAL ASSURANCE SYSTEMの認証をMUI(インドネシアハラール認証団体）より取得しています。

歴史

小川香料は、1893年に大阪で創業しました。創業当初は芳香原料の販売を行っていましたが、その後、合成香料の製造や、香料原料となる植物の栽培を手がけるようになりました。1983年には岡山工場を開設し、生産体制を強化しました。近年では、海外拠点の設立や、地域との連携協定の締結など、グローバルな事業展開と地域貢献を積極的に行っています。

今後の展望

小川香料は、長年の歴史と培ってきた技術を活かし、これからも香りの創造を通じて社会に貢献していくことを目指しています。地域との連携をさらに強化し、日本の農林水産物の魅力を香りで発信する取り組みや、グローバルな事業展開をさらに加速していくことが期待されます。

小川香料は、私たちの生活を豊かにする香りの可能性を追求し、未来に向けてさらなる発展を遂げていくことでしょう。

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