小月バイパス

小月バイパス

小月バイパスは、山口県下関市工領開作から同市長府才川に至る、国道2号および国道9号のバイパスとして機能する全長8.5kmの道路です。

概要

起点: 下関市工領開作（工領交差点）
終点: 下関市長府才川（才川交差点）
延長: 約8.5 km

このバイパスは、下関市小月小島交差点から清末千房付近にかけての国道2号における慢性的な交通渋滞を緩和するために計画されました。沿道の開発が進み、道路拡幅が困難であったため、海側の干拓地を利用してバイパスを建設することで、渋滞の軽減が期待されました。バイパス完成後も交通量は多く、時間帯によっては渋滞が発生します。

1988年11月に暫定2車線で供用が開始され、旧道は国道491号や山口県道33号下関美祢線などに指定されています。特に松屋から清末にかけては、県道下関美祢線との重複区間となっています。

下関市松屋から亀浜町の間は長らく暫定2車線でしたが、バイパスの慢性的な渋滞を解消するため、国土交通省中国地方整備局によって4車線化工事が進められました。亀浜町から長府才川間は、ゆめタウン長府の開業後に4車線化されています。

2011年9月29日に下関市清末東町から亀浜町までの区間が4車線で開通し、2017年4月24日には下関市松屋から清末東町までの区間も4車線化されました。これにより、小月バイパスの全線4車線化が完了し、同時に松屋ランプがフルランプ化されました。

交通量

2005年度の平日24時間交通量（山口河川国道事務所のデータより）

下関市大字松屋字寺山: 23,000台
下関市大字清末字南彦右エ門啓: 31,286台
下関市長府才川1丁目: 24,600台

関連事項

国道2号
中国地方の道路一覧
バイパス道路
日本のバイパス道路一覧

外部リンク

* 山口河川国道事務所

もう一度検索