小松未歩 8〜a piece of cake〜

小松未歩 8thアルバム『小松未歩 8 〜a piece of cake〜』：詳細解説

2006年4月26日、GIZA studioよりリリースされた小松未歩8枚目のオリジナルアルバム『小松未歩 8 〜a piece of cake〜』。シングル曲3曲に加え、様々な楽曲が収録された、聴き応えのある作品となっています。

アルバムタイトル『〜a piece of cake〜』について

サブタイトルの『a piece of cake』は、英語の慣用句「容易なこと」という意味ではなく、小松未歩自身の想いが込められています。お気に入りのケーキを1切れだけ選んで買う、その気軽さと高揚感を表現したとのこと。まさに、このアルバムを聴くときの、心地よい軽やかさを象徴していると言えるでしょう。

収録楽曲と魅力

アルバムには、24thシングル「I just wanna hold you tight」、25thシングル「あなた色」、そして26thシングル「恋になれ...」といった、彼女の代表曲と言えるシングル3曲が収録されています。さらに、これらシングル曲のカップリング曲である「蒼い夏」と「向日葵の小径」も収録。シングルでは味わえなかった、アルバムならではの楽曲の繋がりを楽しむことができます。

また、注目すべきは、岩田さゆりに提供した楽曲「不機嫌になる私」のセルフカバーです。原曲とは異なるアレンジで、小松未歩自身の解釈が加えられた、新たな魅力を持つ一曲となっています。

その他にも、「my darling」や「はるのきおく」、「神様はジッと見てる」、「アナタノ手」、「涙のあとに」といった、バラエティに富んだ楽曲が収録されており、小松未歩の幅広い音楽性を堪能できます。「はるのきおく」は、2010年に発売された『THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL“SPRING”』で水瀬伊織（釘宮理恵）によってカバーされていることでも知られています。

レコーディング参加ミュージシャン

本作には、数々の著名なミュージシャンが参加しています。GARNET CROWの岡本仁志氏と古井弘人氏、OOM・Sensationの大賀好修氏、rumania montevideoの三好誠氏、the★tambourines、WAR-ED、Sensationの麻井寛史氏、そして小林哲氏と池田大介氏が、楽曲制作に携わっています。彼らの高い演奏技術とプロデュース能力が、アルバム全体のクオリティを高めています。

アルバムジャケットとブックレット

アルバムジャケットとブックレットの写真は、大阪取引所（当時大阪証券取引所）の向かい側にある、北浜レトロビルヂング1階のティールームにて撮影されました。ケーキショーケースを背景にした、洗練された雰囲気の写真は、アルバムのテーマと見事にマッチしています。

まとめ

『小松未歩 8 〜a piece of cake〜』は、シングル曲はもちろん、カップリング曲やセルフカバー、そして新たな楽曲も収録された、充実した内容のアルバムです。楽曲のクオリティはもちろん、ジャケット写真やブックレットの雰囲気も相まって、聴く者を小松未歩の世界へと誘います。彼女の音楽を深く理解したい方、そして、新たな小松未歩の魅力を発見したい方にとって、必聴の一枚と言えるでしょう。

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