小林憲幸

小林憲幸の経歴と成績

小林憲幸（こばやし のりゆき）は、1985年2月9日に埼玉県鳩ヶ谷市で生まれた元プロ野球選手（投手）です。彼は右投右打で、主に育成選手としてのキャリアを持ちます。高校は埼玉県立川口高校に在籍し、卒業後は城西国際大学に進学しました。在学中はクラブチームの全浦和野球団に所属し、野球の腕を磨きました。

2005年に大学を休学して、四国アイランドリーグに加盟する徳島インディゴソックスに加入しました。この年から小林はストッパーとしての役割を果たし、1年目から活躍。次のシーズンには最多セーブポイントのタイトルも獲得しましたが、大学はその後中退しました。

2007年には、育成ドラフトで千葉ロッテマリーンズから3位で指名されました。この時、徳島からNPBの球団へ入団した選手は小林が初めてとなります。ロッテでは2008年にイースタン・リーグ公式戦に22試合出場。1勝1敗、防御率5.32の成績を残しました。2009年も12試合に登板し、防御率は4.05でしたが、勝敗は付かず、シーズン終了後に戦力外通告を受けることとなります。

ロッテ退団後、小林は12球団合同トライアウトに参加しました。その後は四国・九州アイランドリーグのトライアウトを経て、2010年に長崎セインツへ復帰。残念ながら長崎球団は解散してしまいましたが、その後愛媛マンダリンパイレーツへ移籍しました。愛媛では監督の星野おさむの指導のもと、先発投手に転向し、2012年にはリーグで最優秀防御率と最多奪三振の二冠を達成。翌年も最優秀防御率に輝きました。

2014年8月30日、彼はアイランドリーグの通算50勝を達成し、続いて9月にはリーグ記録を更新する51勝目をあげました。そのため、リーグ初年度からの最後の選手であり、リーグの歴史を見守ってきた存在でもありました。

2015年にはリーグが選出した北米遠征チームのメンバーにも選ばれ、リーグの最多勝利を獲得しますが、シーズン終了後に任意引退選手として退団。12月にはNPBのオリックス・バファローズとアシスタントスタッフ（打撃投手）として契約。6年ぶりにNPBに復帰し、愛媛で得た経験への感謝を示すコメントを残しました。

オリックスを退団したのち、2018年には軟式野球クラブチーム、東京バンバータに入団。しかし、シーズン終了後に引退しました。地方や独立リーグでの経験を経た小林は、野球界での成長を実感し、これからの選手たちにも良い影響を与えていくことでしょう。

【選手としての特徴】
最速149km/hのストレートと、独特なフォークボールが彼の投球スタイルの主な武器でした。彼の成績は独立リーグにおいて顕著であり、リーグの歴代最高記録の一部を持っています。これからも小林憲幸の野球人生は多くの選手やファンに記憶され続けるでしょう。

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