小林由佳 (空手家)

小林由佳（1986年3月22日生まれ）は、東京都豊島区出身の女性空手家です。芦原会館西山道場に所属し、二段の段位を有しています。目白大学人間学部心理カウンセリング学科を卒業。BBMスポーツ・コミッションに所属し、身長150cm、体重40kgと小柄ながらも、数々の輝かしい戦績を残しています。

空手家としての軌跡

中学3年生の2000年に極真全日本青少年大会でデビュー。「女子高生空手家」として注目を集めました。2007年7月時点で通算177勝22敗、優勝41回、準優勝9回、3位6回という驚異的な記録を誇ります。2005年には全日本女子空手道選手権大会無差別級で優勝、ワールドカップ軽量級で3位入賞を果たしました。また、女子総合格闘技「ラブインパクト」や「スマックガール」にも空手ルールで参戦し、7戦全勝という記録を打ち立てています。

2008年春からは一般企業に就職し、社会人としての生活をスタートさせました。2009年には、映画「ハイキック・ガール!」で主演の武田梨奈と格闘シーンを演じ、話題となりました。

エピソード

西山道場を選んだきっかけは、中学生時代の冬休みにタウンページで近所の道場を探したことだったそうです。空手を始めたのも偶然で、「体を動かす」系の習い事なら何でも良かったと語っています。

スポーツ新聞では「地上最萌のカラテ」や「空手界の山口もえ」など、様々なニックネームがつけられましたが、定着したものはありません。身長が149.5cmと低いため、顔面への反則攻撃を受けやすいというエピソードも。2003年の全関西空手道選手権大会では、相手の前蹴りが股間に当たり、試合が一時中断するアクシデントもありました。

2005年のKARATE EXPOでは、ハンガリーの選手から連続で顔面攻撃を受け、昏倒し担架で運ばれるというアクシデントに見舞われました。テレビ番組『ジャンクSPORTS』では、相手の蹴りが当たると「ウフン!」と言ってしまうことを明かし、浜田雅功から「ドMやんか!」とツッコまれる場面も。

主な成績

拳成会関東実戦空手道選手権大会 中学女子の部 優勝
新極真会 全関東大会 ライトコンタクト 準優勝
空手道MACジャパンカップ選手権大会 中学・高校女子の部 優勝
新極真会 全関西大会 高校女子の部 優勝
白蓮会館統一全日本ジュニア選手権大会 高校女子の部 優勝
極真全日本青少年大会 高校女子 優勝
新極真会 全日本女子大会 ライトコンタクト 優勝
士道館全国少年少女大会 高校女子の部 優勝
極真連合会全日本ジュニア大会 高校女子軽量級 優勝
新極真会 全日本女子大会 ライトコンタクト 優勝
* 新極真会 全日本女子大会 軽量級 3位

バラエティ番組、映画、DVD

バラエティ番組にも多数出演しており、「NANDA!? 年末スペシャル 最強スイミング王決定戦2005」や「スポーツ美女と野獣 〜美女アスリート舞踏会〜」、「志村&所の戦うお正月」などに出演。映画「ハイキック・ガール!」にも出演しています。また、DVD「小林由佳ファーストDVD 「小林由佳」」や「小林由佳のキセキ」、写真集「空手もえ」もリリースしています。

空手家としてだけでなく、タレントとしても活躍する小林由佳。今後の活躍にも目が離せません。

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