小池隆成

小池隆成

1999年11月18日に東京都で生を受けた小池隆成は、ジャパンラグビーリーグワンに所属するトヨタヴェルブリッツでプレーするプロラグビーユニオン選手です。主なポジションはセカンドローのロック（LO）、そしてバックローのフランカー（FL）。身長188cm、体重107kgという恵まれた体格を活かし、フィールドの攻守両面で存在感を示しています。

経歴

幼少期と学生時代

小池選手がラグビーボールを追い始めたのは9歳の時でした。早くから才能の片鱗を見せ、高校は都内の強豪、東京高校へ進学。高校時代には、将来を嘱望される若手選手が集まる高校日本代表候補に名を連ねるなど、高校ラグビー界で注目される存在となりました。

高校卒業後、2018年には関西大学ラグビーリーグの強豪、東海大学へ進学。大学レベルの高い競争環境の中で、フィットネス、スキル、ラグビーIQをさらに向上させました。大学ラグビー部で中心選手として活躍し、プロ選手への道を切り開きます。

代表チームでの経験

学生時代には、世代別の日本代表としても活躍。U20日本代表に選ばれ、世界を相手にした経験を積みました。また、ジュニア・ジャパンにも選出されるなど、日本ラグビーの未来を担う選手として、国際舞台での貴重な経験を重ねました。これらの経験は、プロ入り後の彼のプレーに大きな影響を与えています。

プロキャリア

東海大学を卒業後、2022年にジャパンラグビーリーグワンの強豪、トヨタヴェルブリッツに加入し、プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせました。チームの一員として日々研鑽を積み、トップレベルでのプレーに対応できる力を養いました。

さらなる成長機会を求め、2023年5月にはニュージーランドへ派遣され、現地のクラブチームであるグリーン・アイランドRFCでプレーしました。ラグビー大国であるニュージーランドでの経験は、戦術理解やフィジカル、メンタルの面で彼を一段と成長させたことでしょう。

海外での経験を経て帰国後、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEの舞台でのデビューを果たします。2023年12月9日に行われたリーグワン2023-24シーズンの第1節、リコーブラックラムズ東京戦に途中出場し、待望の公式戦初キャップを獲得しました。この一歩は、彼のプロキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。

プレースタイルと人物

小池選手は、身長188cm、体重107kgというサイズを活かしたフィジカルプレーが持ち味です。ロックとしては、ラインアウトでのキャッチやリフト、スクラムでの推進力に貢献。フランカーとしては、オープンフィールドでの機動力や、粘り強いタックル、ジャッカルといったブレイクダウンでの仕事量が光ります。パワフルさと運動量を兼ね備えたプレースタイルで、チームに貢献しています。

チーム内での愛称は「こいけ」や「りゅーせー」と呼ばれ、チームメイトから親しまれる存在です。

今後の展望

若手ながらジュニア・ジャパンやU20日本代表での経験を持ち、プロの舞台で着実に成長を続ける小池隆成選手。ニュージーランドでの武者修行を経て、リーグワン公式戦デビューも果たし、これからトヨタヴェルブリッツの重要な戦力として活躍が期待されます。彼の更なる飛躍は、チームの成績だけでなく、将来の日本代表にも影響を与える可能性を秘めています。

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