小池雅也
小池雅也（こいけ まさや）は、1月27日生まれの日本の作曲家、編曲家、ギタリストです。東京都出身で、主にアニメ関連の楽曲を手掛けています。作曲、編曲、ミキシングから、ステージでのギター演奏まで幅広くこなし、その多才さから「アニキ」の愛称で親しまれています。
小池は、元々テレビ番組の音声効果やミキサーの仕事に従事していました。1996年、PlayStationの環境ビデオの音声効果を担当したことがきっかけで、渡辺浩弐氏に声をかけられ、当時渡辺氏が支援していた桃井はるこ氏を紹介されます。その依頼で最初に制作した楽曲が『GURA GURA』であり、以降も断続的に桃井氏の活動に関わることになります。
2000年には、再び桃井はるこ氏と共同で『Mail Me』を編曲し、自宅で録音しました。当時、萌えソングや電波ソングといったジャンルがまだ確立されていなかったため、この曲はさほど売れませんでしたが、小池は桃井氏との活動に可能性を感じ、『Poly-Phonic』というユニットを結成します。
2002年、桃井はるこ氏の発案により、「美少女ゲームソングに愛を！、萌えソングをきわめるゾ！」という理念のもと、『UNDER17』を結成。アニメやゲームの主題歌を数多く手掛け、東名阪で単独公演を行うほどの人気を博しました。しかし、2004年12月31日、音楽性の違いから解散。その後、MOSAIC.WAVやmilktubのbambooなど、同じ方向を目指す音楽家たちとの出会いを通じて、新たな世代とともに萌えソングを広めていくという使命感を持つようになりました。
2005年、オカザキシュン氏と楽曲製作チーム『4-EVER』を結成し、アニメBGMなどを制作。また、かなすぎはじめ、YURIAと共に『スイーツ探検隊』（現 すいーつたんけんたい）を結成し、テレビアニメ『Canvas2 〜虹色のスケッチ〜』のコラボレーションから活動を開始、その後も活動を継続しています。
2008年には、『Animelo Summer Live 2008』にMOSAIC.WAVの一員として参加。桃井はるこ氏と一夜限りのUNDER17復活を果たし、MOSAIC.WAVと『天罰！エンジェルラビィ』をコラボレーションしました。
2009年には、月宮うさぎ氏と共に『ULTRA-PRISM』を結成。TVアニメ『侵略!イカ娘』のオープニング主題歌に『侵略ノススメ☆』が採用されるなど、活躍の場を広げています。
2013年、畑亜貴氏、bamboo氏と共に『昭和撫子』を結成し、『しょうわじまん』を発表しました。
身長180cmの長身で、常にサングラスを着用しているため、第一印象は怖い人と思われることが多いです。幼少期にピアノを習いましたが、厳格な教師に否定され、音楽の楽しさを感じることができませんでした。中学生の頃にロックバンドKISSに影響を受けてギターを手に入れ、学校にいる時間以外はギターを弾く日々を送ります。小中高と表向きは普通の学生生活を送っていましたが、違和感を感じていたと語り、「好きこそものの上手なれ」という考えを持つようになります。
職人気質で、昭和撫子を共にした畑亜貴氏によると、小池は黙々と作業を進め、周囲を圧倒する存在感があると言います。基本的に気遣いの人であり、仕事相手に配慮した丁寧な作業を心がけていますが、一方で派手なギタリストとしての側面も持ち合わせており、その両面を巧みに切り替えることができます。
ヘヴィメタル系のギタリストと思われがちですが、自身はヘヴィメタルをあまり好まず、カルロス・サンタナやジェフ・ベックの影響を受けています。音楽の基盤がロックにあることから、ライブでは萌えやアニメとは対極的な激しい演奏を披露することがあります。
小池は自身をバイプレイヤーと自認し、萌えソングを追求する上で歌姫の存在を重要視しています。最初の歌姫は、渡辺浩弐氏の紹介で知り合った桃井はるこ氏であり、1997年の『GURA GURA』を皮切りに、長きにわたりその音楽活動を支えてきました。しかし、2004年のUNDER17の解散によって関係は一度決裂。その後、YURIA、織姫よぞらなどを経て、ULTRA-PRISMを結成する月宮うさぎ氏を見出します。アイドル声優が隆盛する一方で、萌えソングが下火になっていた当時、小池は月宮の活動と声に可能性を感じ、再び萌えソングを復興させることを決意しました。
萌えソングの根本的な音楽性は、1996年当時ライブアイドルであった桃井はるこ氏のアイドル歌謡曲を「もっとアーティストっぽいアレンジにできる」と発想したことが始まりです。「かわいい声に汚れた音を乗せると、ギャップで萌えが引き立つはずだ」という思いで制作した『GURA GURA』がその原点であり、萌えソングは単なる記号の組み合わせではない、スピリットが重要であると語っています。
かつての盟友であった桃井氏が「萌え」に対して様々な意見や主張を示し、その表面的な変遷が激しいのに対し、小池は一貫して安定した萌えソングの追求を続けています。
UNDER17は、その音楽的な探求の中で数々の傑作を生み出しましたが、それ故に両者の間には修復不能なほどの亀裂が生じ、2004年末のライブをもって解散に至りました。桃井氏との関係修復は、10年近い時を経て、AnimeJapan 2014での「激動のアニソン史2000's『桃井はるこ＆小池雅也～電波の系譜』」を待つことになります。
小池はUNDER17を振り返り、当時プロ意識がなく、アマチュアの延長で無我夢中に活動していたと語ります。しかし、今となってはUNDER17の解散は、プロの音楽家としてのキャリアを歩む上で、重要な通過点であったと位置づけています。
略歴
小池は、元々テレビ番組の音声効果やミキサーの仕事に従事していました。1996年、PlayStationの環境ビデオの音声効果を担当したことがきっかけで、渡辺浩弐氏に声をかけられ、当時渡辺氏が支援していた桃井はるこ氏を紹介されます。その依頼で最初に制作した楽曲が『GURA GURA』であり、以降も断続的に桃井氏の活動に関わることになります。
2000年には、再び桃井はるこ氏と共同で『Mail Me』を編曲し、自宅で録音しました。当時、萌えソングや電波ソングといったジャンルがまだ確立されていなかったため、この曲はさほど売れませんでしたが、小池は桃井氏との活動に可能性を感じ、『Poly-Phonic』というユニットを結成します。
2002年、桃井はるこ氏の発案により、「美少女ゲームソングに愛を！、萌えソングをきわめるゾ！」という理念のもと、『UNDER17』を結成。アニメやゲームの主題歌を数多く手掛け、東名阪で単独公演を行うほどの人気を博しました。しかし、2004年12月31日、音楽性の違いから解散。その後、MOSAIC.WAVやmilktubのbambooなど、同じ方向を目指す音楽家たちとの出会いを通じて、新たな世代とともに萌えソングを広めていくという使命感を持つようになりました。
2005年、オカザキシュン氏と楽曲製作チーム『4-EVER』を結成し、アニメBGMなどを制作。また、かなすぎはじめ、YURIAと共に『スイーツ探検隊』（現 すいーつたんけんたい）を結成し、テレビアニメ『Canvas2 〜虹色のスケッチ〜』のコラボレーションから活動を開始、その後も活動を継続しています。
2008年には、『Animelo Summer Live 2008』にMOSAIC.WAVの一員として参加。桃井はるこ氏と一夜限りのUNDER17復活を果たし、MOSAIC.WAVと『天罰！エンジェルラビィ』をコラボレーションしました。
2009年には、月宮うさぎ氏と共に『ULTRA-PRISM』を結成。TVアニメ『侵略!イカ娘』のオープニング主題歌に『侵略ノススメ☆』が採用されるなど、活躍の場を広げています。
2013年、畑亜貴氏、bamboo氏と共に『昭和撫子』を結成し、『しょうわじまん』を発表しました。
概要
身長180cmの長身で、常にサングラスを着用しているため、第一印象は怖い人と思われることが多いです。幼少期にピアノを習いましたが、厳格な教師に否定され、音楽の楽しさを感じることができませんでした。中学生の頃にロックバンドKISSに影響を受けてギターを手に入れ、学校にいる時間以外はギターを弾く日々を送ります。小中高と表向きは普通の学生生活を送っていましたが、違和感を感じていたと語り、「好きこそものの上手なれ」という考えを持つようになります。
職人気質で、昭和撫子を共にした畑亜貴氏によると、小池は黙々と作業を進め、周囲を圧倒する存在感があると言います。基本的に気遣いの人であり、仕事相手に配慮した丁寧な作業を心がけていますが、一方で派手なギタリストとしての側面も持ち合わせており、その両面を巧みに切り替えることができます。
ヘヴィメタル系のギタリストと思われがちですが、自身はヘヴィメタルをあまり好まず、カルロス・サンタナやジェフ・ベックの影響を受けています。音楽の基盤がロックにあることから、ライブでは萌えやアニメとは対極的な激しい演奏を披露することがあります。
歌姫との協業
小池は自身をバイプレイヤーと自認し、萌えソングを追求する上で歌姫の存在を重要視しています。最初の歌姫は、渡辺浩弐氏の紹介で知り合った桃井はるこ氏であり、1997年の『GURA GURA』を皮切りに、長きにわたりその音楽活動を支えてきました。しかし、2004年のUNDER17の解散によって関係は一度決裂。その後、YURIA、織姫よぞらなどを経て、ULTRA-PRISMを結成する月宮うさぎ氏を見出します。アイドル声優が隆盛する一方で、萌えソングが下火になっていた当時、小池は月宮の活動と声に可能性を感じ、再び萌えソングを復興させることを決意しました。
萌えソング
萌えソングの根本的な音楽性は、1996年当時ライブアイドルであった桃井はるこ氏のアイドル歌謡曲を「もっとアーティストっぽいアレンジにできる」と発想したことが始まりです。「かわいい声に汚れた音を乗せると、ギャップで萌えが引き立つはずだ」という思いで制作した『GURA GURA』がその原点であり、萌えソングは単なる記号の組み合わせではない、スピリットが重要であると語っています。
かつての盟友であった桃井氏が「萌え」に対して様々な意見や主張を示し、その表面的な変遷が激しいのに対し、小池は一貫して安定した萌えソングの追求を続けています。
UNDER17
UNDER17は、その音楽的な探求の中で数々の傑作を生み出しましたが、それ故に両者の間には修復不能なほどの亀裂が生じ、2004年末のライブをもって解散に至りました。桃井氏との関係修復は、10年近い時を経て、AnimeJapan 2014での「激動のアニソン史2000's『桃井はるこ＆小池雅也～電波の系譜』」を待つことになります。
小池はUNDER17を振り返り、当時プロ意識がなく、アマチュアの延長で無我夢中に活動していたと語ります。しかし、今となってはUNDER17の解散は、プロの音楽家としてのキャリアを歩む上で、重要な通過点であったと位置づけています。
メディア出演
- - インターネットラジオ『大人バカ。』バッキンガム竹田氏と共にレギュラー出演。
- - インターネットラジオ『MOE MUSIC STATION 萌みゅう』第37回（2005年6月17日）からレギュラー出演。
- - インターネットラジオ『小池雅也とMOSAIC.WAVのぽっぷ!ちっぷ!ちゅーん!』
- - インターネットラジオ『小池雅也の萌え』2007年7月～2009年5月/メインMC。
- - インターネットラジオ『水宮浅葱の初体験!』
- - アキバ音楽ムーブメント（MONDO21）
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。