小深田大翔

小深田 大翔（こぶかた ひろと）

プロ野球選手の小深田大翔は、1995年9月28日に兵庫県佐用町で生まれました。内野手や外野手として活躍する彼は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。

経歴

プロ入り前

小深田は小学校1年生からソフトボールを始め、その後中学時代にはヤングリーグの佐用スターズで遊撃手としてプレーしました。神戸国際大学附属高等学校に進学しますが、甲子園には出場せず、同級生には蔵本治孝がいます。その後、近畿大学に進み、春季リーグから試合に出場。通算107安打を記録し、何度もベストナインに選出されました。しかし、彼自身はプロで通用するレベルには達していないと感じ、プロ志望届を出さない決断をしました。

大学卒業後、小深田は大阪ガスに入社。初年度の都市対抗野球大会では遊撃手として全試合に出場し、チームの初優勝に貢献します。これにより若獅子賞を受賞しました。2019年のプロ野球ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受け、契約金1億円、年俸1500万円でプロ入りしました。背番号は0に決まりました。

楽天時代

2020年はプロとしての初年度にあたり、開幕一軍入りを果たしました。6月19日のオリックス・バファローズ戦で初出場を果たし、徐々に出場機会を増やしていきます。特に、7月4日にはプロ初のスタメン出場を果たし、7月15日の埼玉西武ライオンズ戦では初打点を記録。その年は112試合に出場し、打率.288をマーク、ルーキーとしては素晴らしい成績を残しました。

2021年には、打率が低迷する時期もあったものの、再びオールスターゲームに出場するなど成長を見せました。シーズンでの成績は打率.248、21打点。ホームラン数は3本にとどまりましたが、引き続きチャンスを与えられていました。

2022年は、開幕戦で中堅手として出場。その後は遊撃手としてのポジションを取り戻し、打率は.267、29打点を記録しました。この年もまたオールスターに出場し、21盗塁を記録しキャリアハイを達成しました。

2023年も活躍を続け、開幕戦では「2番・左翼手」として先発出場。最終的には、134試合に出場し、打率.258、5本塁打、37打点、36盗塁を記録しました。また、盗塁王の称号も手に入れるなど大きな成果を上げました。

選手としての特徴・人物

小深田は運動能力が非常に高く、一塁までのタイムは3秒78、50メートルは5秒9という素晴らしい走塁能力を持っています。守備では広範囲にわたる守備力と、内野どこでもこなせる器用さが武器です。打撃に関しては、内角を攻めるのが得意で、確実なバッティングが評価されています。愛称は「コブちゃん」で、彼のつながりや人柄も多くのファンに愛されています。

生活の面では、大阪ガス時代に近本光司と同じ寮で過ごしていたり、近畿大学では「プロ野球No.1決定戦!バトルスタジアム」に出演するなど、多彩な経験を持っています。また、父親は理髪店を営んでいることも彼のストーリーに彩りを加えています。

詳細情報

選手として成長を遂げている小深田は、今後も楽天の中心選手としてさらなる活躍が期待されています。彼の成績や影響力は、チームだけでなく、ファンにも大きな影響を与えています。

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