小田原テレビ中継局

小田原テレビ中継局について

小田原テレビ中継局（おだわらテレビちゅうけいきょく）は、神奈川県の足柄下郡真鶴町に立地するテレビ中継局です。ここでは在京テレビ局と神奈川県のローカル局であるテレビ神奈川（tvk）が共同で運営しています。また、2012年に開局したモバキャスの中継局も併せて存在します。

中継局の概要

この中継局は、デジタルテレビ放送を行っており、2007年3月1日から放送が始まりました。2012年2月28日には、放送チャンネルが緑の数字に変更されています。また、マルチメディア放送の部分については、2012年5月11日に予備免許が交付され、9月10日から試験放送、そして11月15日に本放送が開始されました。これにより、デジタル放送が本格的にスタートしました。

一方、アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって全て終了し、デジタルテレビ放送に完全に移行しました。これに伴い、小田原エリアの視聴者も新たな放送方式に適応することが求められました。

放送エリアと中継の技術

小田原テレビ中継局の放送エリアには、真鶴町の全域に加え、小田原市、中郡大磯町、二宮町、及び湯河原町といった地域の一部も含まれています。さらに、足柄上郡大井町や松田町、熱海市の一部が対象となっています。

この中継局は、1964年にNHKが中継局を開設したことから始まり、その後tvkと共同で機能するように構築されました。アナログ放送の際は東京タワーからの信号を受信して再送信する形を取っていましたが、デジタル放送になってからは専用のマイクロ回線を使用して放送が行われています。東京スカイツリーと鶴見送信所からの信号は、平塚中継局でまとめられ、小田原局向けに分岐される仕組みです。

放送エリアに含まれる一部の地域では、平塚局波の直接受信が可能です。また、小田原市や二宮町の一部では、平塚局や東京タワーからの信号とのデジタル混信が発生しており、このため、NHK総合以外の局は送信チャンネルの変更が行われることもあります。

置局住所

小田原テレビ中継局の設置住所は、真鶴町真鶴字山下1200番地に位置しています。この場所は真鶴半島の中央部にあたり、媒体の受信にとても重要なエリアです。

関連項目

この中継局に関連する項目には、真鶴町、小田原市、NHK放送センター、日本の主要テレビ局（日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビなど）、さらに小田原のFM中継局や他のテレビ中継局などが含まれます。これらの施設は、地域における放送の質を高めるために協力し合っています。

小田原テレビ中継局は、住民にとって大切なメディアの一環であり、地域の情報を提供する役割を果たしています。

もう一度検索