小諸御影本線料金所

小諸御影本線料金所：中部横断自動車道の要衝

小諸御影本線料金所は、長野県小諸市に位置する中部横断自動車道（中部横断道）の重要な施設です。当初は仮称として「佐久本線料金所」と呼ばれていましたが、2010年6月9日、現在の名称に正式決定されました。佐久小諸JCTに近接しており、上信越自動車道方面からの流入や、中部横断道の料金収受において重要な役割を担っています。

料金所の役割と運営

小諸御影本線料金所の設置は、中部横断道の複雑な管轄区域に関連しています。八千穂高原ICから小諸御影TB間は国土交通省が管轄する無料区間である一方、小諸御影TBから佐久小諸JCT間はNEXCO東日本が管轄する有料区間となっています。このため、小諸御影本線料金所では、佐久北IC以南からの通行券発券や、上信越道からの車両に対する料金収受業務が行われています。

特に佐久北ICから小諸御影TB間は、国土交通省とNEXCO東日本の協力区間と位置付けられています。そのため、NEXCO東日本管轄区間で冬用タイヤ規制などが実施される際には、安全確保の観点から、この区間の上り線（佐久小諸JCT方面）も規制される場合があります。これは、タイヤチェーンの装着状況などを確認するための措置です。

料金所施設自体にも特徴があります。当初は料金所名称を示す標識が設置されていませんでしたが、近年になって料金所両側の柱部分に標識が追加されました。この改善により、ドライバーにとって分かりやすさが向上しています。

歴史と開通

小諸御影本線料金所の歴史は、2009年9月8日にさかのぼります。佐久市と小諸市が共同で「小諸御影料金所」とする名称を要望したことが発端です。その後、2010年6月9日に正式名称と2010年度末の開通予定日が決定されました。

開通を記念して、2010年11月14日には、佐久北ICから佐久小諸JCT間を歩くイベント「ハイウェイウォークこもろ」が開催され、多くの参加者でにぎわいました。そして、2011年3月26日、佐久南IC-佐久小諸JCT間の開通と同時に、小諸御影本線料金所も供用を開始しました。

料金所施設の詳細

小諸御影本線料金所は、合計4つのブースで構成されています。

佐久北・八千穂高原・韮崎方面(2ブース): ETC専用レーン1つ、ETC/一般レーン1つ
上信越道・長野・東京方面(2ブース): ETC専用レーン1つ、ETC/一般レーン1つ

周辺環境とアクセス

小諸御影本線料金所は、中部横断自動車道の佐久北ICと佐久小諸JCTの間に位置しています。周辺は、自然豊かな地域であり、観光地へのアクセス拠点としての役割も担っています。

まとめ

小諸御影本線料金所は、中部横断自動車道の円滑な運行と、地域経済の発展に貢献する重要な交通インフラです。複雑な管轄区域や、周辺道路との連携において、その役割は今後ますます重要になっていくでしょう。

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