小谷毎彦

小谷毎彦（こたに つねひこ）

小谷毎彦は、1946年6月5日に生まれ、日本の政治家として活動しました。北見市長、北海道議会議員を歴任し、地域社会の発展に尽力しました。

生い立ちと学歴

1946年、小谷氏は北見市南仲町で誕生しました。北見市立南小学校、北見市立南中学校、北海道北見北斗高等学校を経て、立正大学文学部を卒業しました。その後、北見市役所に就職し、地方自治の現場で経験を積みました。

政治家としてのキャリア

1991年、小谷氏は北見市議会議員に初当選し、政治の世界に足を踏み入れました。その後、1995年、1999年と連続して市議会議員に当選し、3期12年にわたり市政に携わりました。2003年には北海道議会議員選挙で初当選を果たし、2007年には再選されました。道議会議員として、地域課題の解決に取り組み、北海道の発展に貢献しました。

2008年、小谷氏は北見市長選挙に出馬するため、道議会議員を辞職しました。民主党を離党し、無所属として市長選に臨みました。この選挙は、衆議院北海道第12区選出の松木謙公議員と、自民党系前職の神田孝次氏との対決となり、次期衆院選の前哨戦と報道されました。選挙の結果、小谷氏は神田氏を破り、北見市長に就任しました。

市長在任中、小谷氏は行財政改革を推進し、副市長の数を4人から2人に減らし、収入役を廃止しました。また、子育て支援策として、小学校の給食費の3分の1を市が負担する制度を導入しました。さらに、北見赤十字病院の移転改築問題については、地域の医療関係者と協議を重ね、計画策定や支援策を検討しました。

保育園に関しては、同じ家庭から2人以上の子どもが通う場合、第2子以降の保育料を無料にする制度を導入しました。その他、無料バス制度の継続、小・中学校校舎の計画的改築、30人学級の実現を目指しました。

2012年の北見市長選挙では、再選を目指し、民主党、社民党、新党大地・真民主の推薦を受け出馬しましたが、前北見市議会議員の櫻田真人に敗れました。その後、任期満了を待たず、同年12月5日に市長を辞職しました。

主な役職

小谷氏は、民主党道民連合副幹事長、道議会総務常任委員会理事、道議会道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会理事、北海道森林・林業活性化推進議員連盟事務局次長、北海道消防職員協議会議員連盟世話人、北海道私鉄議員連盟幹事などを務めました。

関連人物

小谷氏の政治活動には、衆議院議員の松木謙公氏、新党大地の鈴木宗男氏が関わっています。また、同じ網走支庁の紋別市長である宮川良一氏も、松木氏の支援を受けて2005年の市長選で当選しており、小谷氏と関連が深い人物と言えます。

もう一度検索