小豆島豊島フェリー

小豆島豊島フェリー株式会社

小豆島豊島フェリー株式会社（しょうどしまてしまフェリー）は、香川県小豆郡土庄町に拠点を置く海運会社です。この会社は1976年5月に設立され、当初は「小豆島フェリー株式会社」という名称でスタートしました。設立直後の同年9月からは、関西急行フェリーが運航していた宇野 - 豊島 - 土庄の航路を引き継ぎ、運航を開始しています。

会社の沿革

2014年には四国フェリー系列に加わり、同年10月に現在の社名に変更されました。現在の「小豆島フェリー」という名称を用いる会社は、四国フェリー系列の別法人であり、同時に小豆島急行フェリー（2代目）から社名を変更したものです。また、「豊島フェリー」とは別の会社である点も注意が必要です。

航路情報

小豆島豊島フェリーは、備讃瀬戸の南北方向の定期航路が多い中で、珍しい東西方向の航路を有しています。この航路は、宇野港から豊島（家浦港）、更に豊島（唐櫃港）を経て、小豆島（土庄港）に至るもので、全長は26キロメートルです。運航は1日にフェリーが約3.5往復あり、旅客船は5往復行われています。フェリーの所要時間は宇野－土庄間が約1時間29分、旅客船の場合は60分となっています。

2013年4月には、フェリー1隻を小型の旅客船に変更し、ダイヤを調整しました。これにより、運航便数が減少し、宇野発と宇野着の便の一部は家浦港止まりのまま、小豆島への接続が7往復に制限されました。

船舶の特徴

小豆島豊島フェリーで運航される船舶は、他の小豆島関連航路と比較して小型のものが多いのが特徴です。現在の主な船舶としては、2006年就航の「フェリーてしま」があり、旅客定員は350名、貨物トラックは8台まで搭載可能です。また、旅客船「みらい」は2022年に就航した新しい船で、最大96名を収容することができます。

運航中の船舶

• - フェリーてしま: 総トン数365トン、航海速力12.5ノット。
• - みらい: 2022年に就航。総トン数59トン、航海速力21ノット。

過去の船舶

これまでに、様々な船舶が運航されていました。1968年に就航した「うずしお」や、1980年代に運行されていた「さちしお」など、多くのフェリーが地域交通を支えてきました。中には、関西急行フェリーから引き継がれた船も存在し、地域の海の交通を長い間支えてきたことがわかります。

アクセス情報

最寄りの宇野港には、JR宇野線の宇野駅からアクセス可能で、両備バスでの移動も便利です。一方、土庄港には国道436号を使い、オリーブバスの運行もあります。これにより、地域住民や観光客が小豆島への移動手段として役立てています。小豆島豊島フェリーは、地域の重要な輸送手段として、今後もその役割を果たし続けることでしょう。

もう一度検索