小豆畑雅一

小豆畑 雅一（あずはた まさかず）

小豆畑雅一（あずはた まさかず）は、1973年8月14日生まれ、広島県出身の日本の男性俳優です。身長175cm。劇団青年座に所属し、テレビ、映画、舞台、特撮、吹き替えなど、多岐にわたる分野で活躍しています。

経歴

広島県立呉昭和高等学校を卒業後、東京経済大学経済学部経済学科で経済学を学びました。大学卒業後に俳優を志し、演劇の専門教育を受けるため青年座研究所に23期生として入所。ここで演技の基礎や表現技術を習得しました。研究所修了後、劇団青年座に所属。以来、劇団公演を中心に、外部の舞台や映像作品にも多数出演し、俳優としてのキャリアを築いています。また、後進の指導にも熱心で、舞台芸術学院においては上演講習の講師を務めるなど、演劇教育にも貢献しています。

主な出演

小豆畑雅一は、そのキャリアを通じて非常に幅広い役柄を演じてきました。テレビドラマ、映画、舞台という主な活動の場に加え、特撮作品や吹き替え、ラジオ、CMなど、その活動範囲は多岐にわたります。

テレビドラマ

数多くのテレビドラマに出演しており、特にサスペンスや刑事ドラマシリーズでの出演が目立ちます。『おばさんデカ 桜乙女の事件帖』シリーズや『税務調査官・窓際太郎の事件簿』シリーズでは、複数の回に登場しています。また、『緊急救命病院』や『CO 移植コーディネーター』といった医療ドラマ、NHKの連続テレビ小説『すずらん』や時代劇『新選組血風録』など、様々なジャンルの作品に参加。近年の出演作としては、人気シリーズである『科捜研の女』第13シリーズや、『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』第5シリーズ、そして話題を呼んだNHKの『正直不動産』では声の出演ながらも重要な役柄を演じるなど、現在も精力的に活動を続けています。

映画

日本映画界でも確かな足跡を残しています。黒澤明監督の遺稿を基にした『雨あがる』や、水木しげる原作の『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』、国民的人気シリーズ『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束|釣りバカ日誌18_ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』など、話題作に出演。近年では、社会派作品として高く評価された『孤狼の血』にも出演し、その存在感を示しました。

舞台

劇団青年座所属俳優として、舞台は活動の中心です。青年座公演はもちろん、外部の公演にも参加しており、演劇人としての力量を発揮しています。『あおげばとうとし』『赤シャツ』『衣装』といった青年座の代表的なレパートリーや、『評決 - 昭和三年の陪審裁』『夫婦レコード』『横濱短篇ホテル』など、様々なテーマや演出の作品で主要な役柄を演じてきました。舞台上で培われた演技力は、他のメディアでの表現にも活かされています。

特撮

特撮作品にも数多く出演しており、子供から大人まで幅広い層に認知されています。『ウルトラマンマックス』では作業員役、『仮面ライダーW』では相馬卓役として登場。さらに、大人のファンを中心に大きな話題となったAmazonプライムビデオの『仮面ライダーBLACK SUN』にも主導者役で出演するなど、特撮ヒーローの世界でも個性的なキャラクターを演じています。

その他の活動

吹き替え分野では、海外ドラマ『ER緊急救命室』に複数のシーズン、異なる役柄で参加しています。また、ラジオ番組『名塚佳織のかもさん學園』に出演したり、CM（競輪）にも登場するなど、映像や舞台以外のメディアでも幅広く活動を展開しています。

小豆畑雅一は、長年にわたり様々な作品で脇を固める俳優として、物語に深みとリアリティを与えてきました。今後もその確かな演技力で、さらに多くの作品に貢献していくことが期待されます。

外部リンク

プロフィール - 青年座映画放送
青年座公演
映像・舞台
小さい豆の畑と書いて小豆の畑でアズハタです! - Ameba Blog

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