小野兼弘

小野兼弘

小野兼弘（おの かねひろ、1952年10月25日 - 2007年4月18日）は、日本の宗教家であり、宗教団体「釈尊会」の会長、および日印文化交流協会の会長を務めました。岡山県出身で、立正大学仏教学部を卒業後、同大学院修士課程を修了しています。

人物

日蓮宗系の仏教団体を主宰していた父親の影響を受け、幼少の頃から法華経に親しんで育ちました。立正高校在学中には、池上本門寺へ日参する修行を行っていました。1970年秋、インドの霊鷲山山頂で祈祷中に釈尊と親子の情を感じたと述べています。その後、1982年に岡山県倉敷市児島において、宗教団体「釈尊会」を設立し、会長として活動しました。

2003年9月には、女優の若村麻由美と結婚し、話題を集めました。同時期には、俳優の渡辺謙の元妻に対し、4億5000万円を貸し付けたことが報じられ、渡辺謙の離婚裁判にも関わるなど、世間の注目を集めました。

小野兼弘は、酒と甘い物を好んでおり、食事の際には栗金団の缶詰を持参し、足りない時に付け足して食べるほどの食通でした。外見の特徴としては、スキンヘッドであり、体重が180kgにも及ぶ巨漢であったことが知られています。

2007年2月頃から体調を崩し、同年4月18日午後4時54分、肝不全のため54歳で死去しました。葬儀は岡山市東山宝樹霊苑にて執り行われました。小野兼弘の死後、「釈尊会」は解散しています。

著書

* 釈尊「救世の法則」―「釈尊会」心の復興説法（IN通信社、1995年）ISBN 4872180925

脚注

1. [参考文献等の情報源をここに記載]

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