小黒一三

小黒一三（おぐろ かずみ）は、1950年東京都に生まれました。彼は編集者であり、現在は木楽舎の社長を務めています。

経歴

小黒一三は、武蔵中学校・高等学校を経て、1975年に慶應義塾大学法学部を卒業しました。同年に平凡出版（現在のマガジンハウス）に入社し、「BRUTUS」、「GULLIVER」、「クロワッサン」などの人気雑誌の編集に携わりました。1990年に同社を退社し、トド・プレスを設立。この会社では、LOHAS（Lifestyles of Health and Sustainability）という概念の命名権ビジネスに携わるようになりました。

1999年、木楽舎から月刊誌『ソトコト』を創刊。この雑誌の編集はトド・プレスが担当しています。2006年4月からは、J-WAVEで自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「LOHAS TALK」がスタートし、現在も続いています。

人物

小黒一三は「BRUTUS」の名物編集者として知られており、アフリカ取材の際に象の利用経費を請求したという逸話も残っています。また、テレビ番組の台本作家として活動していた景山民夫に初めて連載エッセイ（『普通の生活』）を執筆させ、景山を作家デビューさせた人物としても有名です。景山は小黒について、「中学から大学まで、ずっと僕の後輩にあたるこの人物がいなければ僕は作家になぞなっていなかった筈で、つまり彼こそが第99回直木賞作家の影の生みの親なのである」と述べています。

一方で、「フェアトレード情報室」からは、「彼は自身を世界の貧困と環境について考えているように見せているだけで、その実態は商才に長けたビジネスマンだ」という評価も受けています。

出演番組

LOHAS TALK（J-WAVE、ナビゲーター）

参考文献

栗本慎一郎（著）『東京の血は、どおーんと騒ぐ』（小黒一三に関する記述あり）

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