少女病

少女病（しょうじょびょう）

少女病は、日本の音楽ユニットで、その活動は2004年に始まりました。メジャーデビューを果たしたのは2009年12月23日、レコード会社ランティスからのリリースを通じてです。

概要

少女病は、2004年の初めに同人サークルとしてスタートし、ウェブサイトを通じてその存在感を高めていきました。同年6月14日に公式ウェブサイトを開設し、8月15日日には『Fate/stay night|Fate_stay_night』を題材にした二次創作ゲーム『Fake / ever since』を発表。音楽に力をいれた作品作りをしており、12月30日にはそのゲームのサウンドトラック『Exodus』を頒布しました。

2005年には『CLANNAD』を元にしたゲーム『CLANN』を発表し、続く12月にはそのサウンドトラック『Real』をリリース。また、2006年にはI'veリスペクトアレンジボーカルアルバム『admiration』と『reverence』を作成し、同年の活動を更に広げました。これらの同人活動を通じて、音楽の幅を広げ、独特の世界観を築いていきました。

2007年にはオリジナルファンタジーアルバム『偽典セクサリス』を発表し、以降「セクサリス・サーガ」シリーズの制作に携わります。このシリーズでは、女性ボーカルのほかに、声優の起用を通じて物語性とキャラクター性を強調した楽曲が特徴です。2009年にはメジャーデビューを経て、これまでの同人活動を続けながら、新しい作品を提供しています。

メンバーと活動内容

少女病のメインメンバーには、ボーカルのMitsukiやイラストレーターのNokoが含まれています。また、サポートメンバーとして多くの才能豊かな作曲家や演奏メンバーが揃っています。特にピクセルビーやRD-Soundsは、作詞作曲を手がけており、音楽の方向性に大きく寄与しています。

このユニットの楽曲は、シンフォニック・ロックを基盤としており、深い物語性を持った楽曲制作を行っています。またメジャー進出後も、同人活動は継続し、数々のアルバムを発表し続けています。具体的には、2010年にはライブイベント『少女病 First Live ‘WorldEnd / FairytalE’』が神奈川県民ホールで開催され、多くのファンの支持を受けました。

クラウドファンディングとラストアルバム

2021年8月にはラストアルバム『真典セクサリス』の制作計画及びラストライブ『少女病 Last Live ‘Dead End / AntinomiE’』が発表されました。クラウドファンディングでは目標金額を大幅に超える5439万円が集まり、ファンダムの強力なサポートが示されました。2022年6月にはこのアルバムの一般販売が開始され、活動の集大成を迎えることとなります。

楽曲提供と外部活動

少女病は、他のメディアへの楽曲提供も行っています。代表的なものに、テレビアニメ『刀語』のエンディングテーマ『Refulgence』や、『バチカン奇跡調査官』のエンディング主題歌『サクラメント』などがあります。これらの楽曲は、少女病の独特な音楽スタイルを広める重要な役割を果たしています。

このように、少女病はその活動初期から現在に至るまで、多彩な表現を持ち続けており、リスナーに新しい感動を提供し続けています。

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