少女B

『少女B』は、2005年に日本テレビ系列で放送された深夜のバラエティ番組です。各系列局で放送時間や曜日が異なり、関東地区では2005年4月7日に放送が開始されました。

番組は、『メンB』の後番組として企画され、出演者には『メンB』よりも若手のお笑いタレントが多数起用されました。しかし、期待されたほどの人気を得られず、視聴率の低迷により、わずか5ヶ月で打ち切りという結果となりました。

オープニング映像では、番組タイトルにちなみ、出演者のほとんど（長井秀和を除く）がゴスロリ風の女装姿で登場しました。女性であるだいたひかるも女装しています。彼女たちがケーキに顔をぶつける動作を逆再生するという演出が特徴的でした。長井秀和はシルエットでの登場でした。

番組の主な出演者は以下の通りです。

アンガールズ（田中卓志、山根良顕）
レギュラー（西川晃啓、松本康太）
あべこうじ
POISON GIRL BAND（阿部智則、吉田大吾）
だいたひかる
長井秀和（司会進行）
田崎りさ（アシスタント）

また、番組には以下のような個性的なコメンテーターが登場しました。

「エコロジー政治家」井阪センセイ
「抱かれたい男 No.1」イケ面俳優タナ
「ホテルマン」吉田
「間違いないでおなじみ」長井秀和
「阪神タイガースあるある応援団長」西川さん
「最強のネットアイドル」レモンたん
「現役女子高生」阿部ちゃん
「新宿二丁目の住人」コージ

数回のみの登場でしたが、「プチ整形界のブラックジャック」あべ島コウというコメンテーターもいました。

番組で放送された主なコントには、以下のようなものがあります。

長井部長と部下たち: 会社のオフィスを舞台にしたコントで、恋愛模様が描かれました。最終回では、だいたひかる演じるモテモテの女性に、全員が告白するシーンがありました。
K-1ファイター阿部選手: 阿部こうじが格闘家に扮し、インタビューでのコメントや試合の様子を演じるコントです。
田中卓志の上京物語: 上京した田中卓志が東京で遭遇する出来事を描いた長期シリーズコント。後期には、長井秀和が教祖に扮する新興宗教「ブリーフ教」が中心となりました。
大阪のおばちゃん: レギュラーの西川晃啓と松本康太が、大阪のおばちゃんを演じるコントです。
ひかる・阿部ちゃんの愛のボンボクラ: だいたひかると阿部こうじが恋人を演じるコントで、だいたひかるがレゲエダンサーとしてハイテンションな踊りを披露しました。
ホストクラブB: だいたひかる演じるホストクラブの常連客が、ナンバー1とナンバー2のホストに接客されますが、最終的には悪口を言われてしまうというコントです。
ジャージ少女あべちゃん: 阿部こうじが女子高生に変装するコント。顔は女子高生ですが、体は赤ジャージと局部が隠れる程度のビキニのみを着用し、赤塗りという姿でした。動きが激しいと局部が露出してしまうため、映像規制が入ることもありました。
龍崎組の者ですが。: チンピラ（田中卓志）が一般人を脅しますが、若頭（松本康太）が人情話に感動するというコントです。
トモダチ: 不幸続きの智則（阿部智則）を元気づけるため、田中卓志と西川晃啓が変顔をして笑わせようとするコントです。
喫茶・蒼の魂: 田中卓志が喫茶店でサッカー日本代表のサポーター集団に遭遇するコント。番組末期には、ブラジル代表のサポーターが登場する「喫茶ブラジル」にタイトルが変更されました。
最後の夏 ラストサマー・ボーイズ: 高校生のスポーツ部員を演じるメンバーがなぜか全裸になるコント。カメラアングルや小道具で股間を隠し、全裸であることを誰も触れないというシュールな内容でした。
ハッスルクラブB〜ナス: キャバクラを舞台にしたコント。長井秀和演じる常連客の両隣に、No.1ホステスの卓美（田中卓志）とNo.2の松江（松本康太）が座り、長井秀和が浮気を疑う奥さんについて愚痴をこぼすという内容でした。

番組のスタッフは以下の通りです。

総合演出：川邊昭宏
プロデューサー：面高直子
チーフプロデューサー：吉田真

また、製作スタッフとして、元チャイルドマシーンの樅野太紀が「もみの」という名前で参加していました。

番組の主題歌は、沢田研二の「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」でした。

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