少年チャレンジ

少年チャレンジ

『少年チャレンジ』は、学習研究社（現・学研ホールディングス）が1970年代末期から1980年代初めにかけて発行していた学童向けの漫画雑誌です。

概要

1979年1月、野球漫画雑誌『どっかんV』のリニューアル版として創刊されました。当時の人気力士であった高見山大五郎をイメージキャラクターに起用し、子供たちの間での認知度向上を図りました。創刊号の特典として、金色の野球バット型ボールペンがプレゼントされ、話題を呼びました。

連載作品としては、えびはら武司の長編連載デビュー作であり、後にアニメ化もされた代表作『まいっちんぐマチコ先生』が特に有名です。他にも、永井豪と安田達矢の共著『00学園 スパイ大作戦』、いしいひさいち（原作）・あいきさだむ（作画）による『おじゃまんが山田くん』など、著名な作家陣による作品が掲載されていました。

しかし、販売部数ではライバル誌である『月刊コロコロコミック』（小学館）に大きく差をつけられ、苦戦を強いられました。

『少年チャレンジ』は、創刊から1981年6月までは月刊誌として発行されていましたが、翌7月からは隔週刊誌へと移行しました。

発行部数の低迷により、1982年2月初旬に発行された同年2月12日号をもって休刊となりました。事実上の廃刊と言えるでしょう。『まいっちんぐマチコ先生』は、同年4月より『中2コース』と『月刊アニメディア』で連載が継続されました。その他の連載漫画の多くは、最終号で物語が完結しています。

主な連載漫画

まいっちんぐマチコ先生（えびはら武司）
炎のサーキット(すがやみつる)
動物天使（一峰大二）
おじゃまんが山田くん（いしいひさいち / あいきさだむ）
かばどんとなおみちゃん（やまねあかおに）
00学園 スパイ大作戦（永井豪 / 安田達矢）
ぶったぎり野球道（いけうち誠一）
集合!ダイナマイ島（ビッグ錠）
トラブル豪助（沼よしのぶ）
歌え!平太（花咲アキラ（当時は「花咲あきら」名義））

関連項目

月刊コミックNORA
学研パブリッシング

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