尾上定正

尾上定正について

尾上定正（おうえ さだまさ）は、1959年5月31日生まれの日本の元航空自衛官です。航空自衛隊での最終階級は空将で、現在は防衛省参与を務めています。

生い立ちと自衛隊入隊

奈良県出身の尾上氏は、1982年3月に防衛大学校（第26期）を卒業し、航空自衛隊に入隊しました。防衛大学校では、高度な専門知識とリーダーシップを培い、その後の自衛隊でのキャリアの基礎を築きました。

主要な経歴

尾上氏は、航空自衛隊において数々の重要なポストを歴任しました。その経歴は多岐にわたり、それぞれの職務で卓越した能力を発揮しました。

統合幕僚監部報道官: 自衛隊の活動や政策を国民に伝える重要な役割を担い、広報活動の最前線で活躍しました。
第2航空団司令: 部隊の指揮官として、隊員の育成や訓練、防衛任務の遂行を統括しました。
防衛大学校防衛学教育学群長 兼 防衛大学校教授: 後進の育成に尽力し、防衛学の教育と研究に貢献しました。将来の自衛隊を担う人材育成に重要な役割を果たしました。
統合幕僚監部防衛計画部長: 防衛政策の立案と実行の中核を担い、日本の安全保障戦略に大きく貢献しました。
航空自衛隊幹部学校長: 航空自衛隊幹部の育成機関の長として、高度な知識と戦略的思考を養う教育を推進しました。
北部航空方面隊司令官: 北部方面の防空と作戦を指揮し、地域の安全保障に貢献しました。
第24代航空自衛隊補給本部長: 航空自衛隊の装備品や物資の調達、管理、補給を統括し、部隊の作戦遂行を後方から支えました。2017年に退官しました。

退官後

退官後の2023年12月からは、防衛大臣政策参与として、防衛政策に関する助言や提言を行っています。長年の自衛隊での経験と知識を活かし、日本の防衛力強化に貢献しています。

人物像

尾上氏は、誠実で責任感が強く、常に冷静かつ的確な判断を下すことができる人物として評価されています。また、部下からの信頼も厚く、優れたリーダーシップを発揮しています。防衛大学校での教育経験から、人材育成にも熱心であり、後進の指導にも力を注いでいます。

まとめ

尾上定正氏は、航空自衛隊の発展に大きく貢献した人物であり、現在も防衛省参与として活躍しています。その豊富な経験と知識は、日本の安全保障にとって非常に重要な財産です。

参考情報

研究者紹介 | 尾上 定正

もう一度検索