尾崎圭司

尾崎圭司：テコンドーからK-1へ、異色の格闘家人生

尾崎圭司（おざき けいじ、1980年4月24日 - ）は、神奈川県出身の男性テコンドー家であり、プロキックボクサー。元フィンスイミング選手という異色の経歴を持つ。

生い立ちと学生時代

帰国子女として高校時代の一部をアメリカで過ごし、慶應義塾ニューヨーク学院に在籍。帰国後は神奈川県立鶴嶺高等学校に進学し、神奈川大学経営学部を卒業。

高校時代からフィンスイミングに打ち込み、1999年には日本選手権で5種目全てに優勝、日本記録を樹立する偉業を達成。大学入学後、テコンドーを始める。

テコンドーの実績

2000年、第12回全日本大学テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級で優勝。その後も数々の地区大会で優勝を重ねる。2001年には全日本テコンドー選手権大会で3位入賞。2002年には極真会館主催の全日本ウエイト制空手道選手権大会に出場するなど、積極的に異種格闘技にも挑戦。

2002年、2003年には、全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会で2連覇を達成。全日本大学テコンドー選手権大会無差別級でも3連覇を達成するなど、テコンドー界で圧倒的な強さを見せた。

R.I.S.E.参戦

2003年、前田憲作が主宰するチームドラゴンに入門し、キックボクシングの練習を開始。同年9月、R.I.S.E.でプロデビューを飾り、末廣智明に判定勝ち。その後は、蹴り技だけでなくパンチの技術も向上させ、CRAZY884をKOするなど実績を重ねた。

2006年には、我龍真吾との異色のエキシビションマッチも経験。同年、須藤信充との対戦ではKO負けを喫したが、同年のR.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '06では、水谷秀樹、裕樹、寒川直喜らを破り、見事優勝を果たした。

K-1への挑戦

テコンドーの強さを証明するため、2007年、「K-1 WORLD MAX 2007 〜日本代表決定トーナメント〜」に参戦。1回戦で宍戸大樹に勝利するも、準決勝で佐藤嘉洋に敗れ、ベスト4に終わる。その後もK-1の舞台で強豪選手たちと対戦。

2008年には城戸康裕に判定負け、2010年には小宮山工介に判定勝ちするなど、一進一退の試合を繰り広げた。同年、久保優太に判定負けを喫するも、佐々木郁矢、生井宏樹にKO勝利を収めるなど、その実力を見せつけた。

2009年にはKrushライト級グランプリに出場、RISE 60kgタイトルマッチでは板橋寛と対戦するなど、積極的に試合に出場した。

引退後

現役引退後はK-1本部に勤務し、K-1ジム横浜の会長を務めた。現在はK-1ジム五反田の会長として、後進の育成に尽力している。

戦績と獲得タイトル

尾崎圭司は、アマチュア時代から数々のタイトルを獲得。プロとしても、R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '06で優勝するなど、輝かしい実績を残した。

獲得タイトル

R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '06 優勝
第14回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会 優勝
第13回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会組手無差別級 優勝
第14回全日本大学テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝
第13回全日本大学テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝
第4回東京都テコンドー選手権フルコンタクト無差別級大会 優勝
第12回神奈川県大会テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝
全日本テコンドー選手権大会 第3位
中部テコンドー選手権大会 優勝
第11回神奈川県テコンドー選手権大会 優勝
第12回全日本大学テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝

外部リンク

尾崎圭司 オフィシャルブログ - Ameba Blog
尾崎圭司 Twitter
日本テコンドー協会 尾崎道場

尾崎圭司は、テコンドーの実力をK-1の舞台で証明しようとした異色の格闘家として、その名が刻まれている。現在はジム会長として、次世代の育成に情熱を注いでいる。

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