尾張旭市立図書館

尾張旭市立図書館について

尾張旭市立図書館は、愛知県尾張旭市東大道町に位置する公共[[図書館]]です。尾張旭市文化会館に隣接しており、市民の文化活動を支える重要な施設となっています。

開館と概要

1981年4月7日に開館したこの図書館は、2016年度末時点で213,843点の蔵書を誇ります。同年度の貸出数は618,558点に達し、尾張旭市の人口82,997人に対して、住民1人あたり7.5点の貸出数となっています。これは、市民が積極的に図書館を利用していることを示しています。

歴史

図書館の歴史は、1957年に旭町公民館に設置された図書室に遡ります。その後、1973年に尾張旭市民会館に図書室が移転し、市民の読書活動を支えました。1974年には図書館建設を含む総合計画が発表され、1980年に工事が開始、1981年4月7日に現在の図書館が開館しました。開館当初の蔵書数は約4万冊でした。

開館後の変遷

• - 1985年：移動図書館車「ひまわり号」の巡回開始。
• - 1987年：読書感想文コンクールを開始。また、作家を招いた講演会を開催。
• - 1990年：開館時間を延長し、夜間開館を実施。
• - 1992年：開館時間を変更。
• - 1995年：愛知県図書館とコンピュータで接続。
• - 1996年：CDとカセットの貸出開始。
• - 2001年：移動図書館車の運行を終了。
• - 2002年：ビデオの貸出開始。
• - 2003年：おはなしのへやを設置。
• - 2004年：広域貸出を開始、インターネットによる蔵書検索・予約が可能に。
• - 2009年：健康支援事業「めりーらいん」に加盟。健康落語を上演。
• - 2010年：広域貸出の対象を拡大。
• - 2012年：セルフ貸出機、ブックディテクションシステムを導入。ICタグによる蔵書管理を開始。
• - 2013年：地区公民館での図書返却が可能に。また、開館日を拡大。
• - 2014年：読書通帳を導入し、児童への配布を開始。
• - 2015年：セルフ返却機を導入。

施設

図書館は2階建てで、1階には一般書や児童書、閉架書庫、事務室などが、2階には参考室、視聴覚室、おはなしのへやなどがあります。

朝見武彦文庫健康コーナー

市内唯一の式内社である渋川神社の住職であった朝見武彦氏の遺族からの寄贈により、「朝見武彦文庫」が設置されました。現在は「朝見武彦文庫健康コーナー」として、健康に関する図書や医学専門書など約1万点を所蔵しています。

近年の取り組み

尾張旭市立図書館は、近年ではIT化を進め、セルフ貸出機や蔵書管理システムを導入するなど、利便性の向上に努めています。また、広域貸出や地区公民館での返却・予約図書受け取りサービスなど、市民がより利用しやすくなるような取り組みも行っています。

まとめ

尾張旭市立図書館は、長年にわたり市民の読書活動を支え、地域文化の向上に貢献してきました。今後も、地域における情報拠点として、その役割を果たしていくことが期待されます。

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