尾道総合病院

JA尾道総合病院について

JA尾道総合病院は、広島県尾道市にある総合病院で、地域医療を支える重要な役割を担っています。災害拠点病院としての指定を受けており、地域住民からは「農協病院」として親しまれています。ここでは、その歴史、診療科、施設認定、アクセスについて詳しく解説します。

沿革

JA尾道総合病院は、1957年（昭和32年）に尾道市古浜町で9つの診療科と280床の病床で開院しました。当初は内科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、歯科の9科体制でした。その後、地域医療のニーズに応える形で診療科目を増やし、病床数を拡充してきました。

1960年（昭和35年）：皮膚泌尿器科を新設し、10診療科へ。一般病床を増やし、許可病床数は400床に。
1962年（昭和37年）：結核病床を一般病床に変更し、一般病床を増床。許可病床数は457床に。
1965年（昭和40年）：精神神経科を新設し、11診療科へ。精神科病床を開設し、許可病床数は507床に。
1973年（昭和48年）：精神科病床を廃止し、許可病床数は457床に。
1974年（昭和49年）：泌尿器科を新設（皮膚泌尿器科から標榜変更）。
1975年（昭和50年）：皮膚科を新設し、12診療科へ。
1976年（昭和51年）：結核病床を閉鎖し、407床に。
1982年（昭和57年）：麻酔科を新設し、13診療科へ。
1983年（昭和58年）：結核病床を一般病床に変更。
1986年（昭和61年）：NICUを開設。
1987年（昭和62年）：脳神経外科を新設し、14診療科となる。増床により許可病床数は457床に。
1989年（平成元年）：結核病床を廃止し、許可病床数は437床に。
1990年（平成2年）：救急告示病院に指定。
1990年（平成2年）：小児外科を新設し、15診療科となる。
1995年（平成7年）：NICUを増床し、許可病床数は442床に。
1997年（平成9年）：リハビリテーション科を新設し、16診療科へ。地域災害拠点病院に指定。
2002年（平成14年）：循環器科、心臓血管外科を新設し18診療科に。
2003年（平成15年）：小児救急拠点病院に指定。
2005年（平成17年）：肛門科を新設し19診療科に。
2006年（平成18年）：地域がん診療連携拠点病院に認定。
2007年（平成19年）：呼吸器外科を新設し20診療科に。
2008年（平成20年）：地域医療支援病院の承認を受ける。
2011年（平成23年）：現在地に移転。許可病床数が393床に。
2012年（平成24年）：乳腺外科を新設し26診療科に。IBDセンター創設。
2013年（平成25年）：緩和ケア内科を新設し27診療科に。
2014年（平成26年）：病理診断科を新設し28診療科に。
2015年（平成27年）：地域救命救急センター開設。
2017年（平成29年）：形成外科を新設し29診療科に。
2021年（令和3年）：広島大学病院とのがんゲノム医療連携病院に指定。

診療科

JA尾道総合病院では、以下の診療科を設けており、幅広い医療ニーズに対応しています。

内科
消化器内科
呼吸器内科
腎臓内科
循環器内科
小児科
小児外科
外科
肛門外科
脳神経外科
呼吸器外科
消化器外科
心臓血管外科
整形外科
形成外科
産婦人科
皮膚科
泌尿器科
眼科
耳鼻咽喉科
精神神経科
麻酔科
放射線科
歯科口腔外科
リハビリテーション科
救急科

施設認定

JA尾道総合病院は、以下の施設認定を受けています。

病院群輪番制病院（二次救急）
災害拠点病院
臨床研修指定病院
地域周産期母子医療センター
小児救急医療拠点病院
地域医療支援病院
地域がん診療連携拠点病院
救命救急センター

これらの認定は、病院が地域医療において重要な役割を果たしていることを示しています。

交通アクセス

JA尾道総合病院へのアクセスは以下の通りです。

車: 尾道バイパス・平原インターから約3分。
バス: JR山陽本線尾道駅より、おのみちバスに乗車し「JA尾道総合病院前」下車。
タクシー: 尾道駅（山陽本線）から約15分、新尾道駅（新幹線）から約10分。

外部リンク

JA尾道総合病院
JA広島厚生連

JA尾道総合病院は、地域医療を支える中核病院として、高度な医療を提供し続けています。地域住民の健康と安心を守るために、今後も重要な役割を担っていくでしょう。

もう一度検索