尾道自動車道について
尾道自動車道(おのみちじどうしゃどう)は、
広島県の
尾道市から
三次市に至る
高速道路で、正式には中国横断自動車道尾道松江線の一部分として位置づけられています。この道路は、主に
広島県内で構成されており、全長は約49.9
キロメートルです。尾道道という略称でも知られており、路線番号はE54です。
概要と料金
尾道自動車道は、新直轄方式で建設されているため、基本的には通行料金が発生しません。しかし、
山陽自動車道との接続部である尾道JCTから尾道TB間では、
NEXCO西日本の管轄区域に入るため、通行料金が必要になります。このため、尾道北IC以南を通過する場合には、料金の支払いを行う必要があります。
この道路は、
2010年1[[1月]]27日に尾道JCTから世羅IC間といった区間が最初に開通し、その後
2014年や
2015年に続けて複数の区間が開通しました。これにより、
尾道市と
三次市とのアクセスは非常に便利になりました。
各区間の開通とアクセスの向上
尾道自動車道の開通により、通勤や観光などの利便性が高まりました。特に世羅ICは、周辺の府中市北部の上下町にも近く、地域の交通の要所となっています。この新しい交通路により、それまでアクセスが不便だった地域も、容易に訪れることが可能となりました。
さらに、尾道自動車道は松江自動車道と接続しているため、両方の
高速道路を利用すれば、尾道北ICから三刀屋木次ICまで100
キロメートル以上の区間を、無料金で通行することができる点も特筆すべきポイントです。
歴史的な背景
1987年、
尾道市と
松江市間を結ぶ自動車道の計画が国の全体計画に組み入れられ、その後
1998年に全区間が施行命令区間となりました。
2000年に用地の買収が開始され、
2004年には新直轄方式への切り替えが行われました。具体的な開通日は、
2010年の尾道JCTから世羅IC間の開通を皮切りに、
2014年及び
2015年に続く形で達成されています。
尾道自動車道には、いくつかの
インターチェンジが設置されており、主に
広島県内に位置しています。特に、
道の駅クロスロードみつぎや
道の駅世羅など、休憩施設が近隣にあるため、利用者は便利に休憩を取ることができます。
ただし、
ガソリンスタンドが本線上には設置されていないため、
インターチェンジ付近での給油が推奨されています。
国土交通省では、通行前に十分な燃料を確保するよう案内していますので、ドライバーは計画的に給油を行う必要があります。
交通量と接続路線
尾道自動車道の交通量は、年々増加しており、利用されるシーンは多岐にわたります。接続する
高速道路には、
山陽自動車道、さらに
中国自動車道も含まれ、広域的な交通アクセスが確保されています。
なお、尾道自動車道に関連する情報は、
国土交通省や沿線自治体などにより提供されており、必要な情報が整備されています。適切な利用と計画を持って、この便利な自動車道を活用することが求められています。