山下敏明

山下敏明（やました としあき）は、1915年5月28日に東京都で生まれ、2015年2月20日に99歳で生涯を閉じた日本の経営者です。

東京帝国大学法学部政治学科を1940年に卒業後、日本銀行に入行し、キャリアをスタートさせました。日銀では順調に昇進を重ね、1966年には経理局長に就任するなど、重要な役職を歴任しました。

1969年5月、山下敏明は福岡銀行に専務として転身し、その後副頭取を経て、1973年11月には頭取に就任しました。頭取として福岡銀行の経営を指揮し、1983年6月には会長に就任。相談役を経て、2000年6月には名誉顧問に就任しました。福岡銀行での長年の貢献は、地域経済の発展に大きく寄与しました。

また、山下敏明は1993年3月から2000年6月にかけて、九州旅客鉄道（JR九州）の会長も務めました。JR九州の経営においても、その手腕を発揮し、鉄道事業の発展に貢献しました。

山下敏明の功績は社会的に高く評価され、1979年11月には藍綬褒章を受章し、1987年11月には勲二等瑞宝章を受章しました。これらの受章は、彼の長年にわたる経済界への貢献を称えるものです。

2015年2月20日、山下敏明は老衰のため99歳で死去しました。彼の生涯は、日本の経済発展に大きく貢献したものであり、その功績は永く記憶されることでしょう。

なお、山下敏明の岳父は安川第五郎です。

参考文献
* 興信データ株式會社『人事興信録 第45版 下』興信データ、2009年

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