山下新太郎 (外交官)

山下新太郎（やました しんたろう）は、1932年7月29日に東京都で生まれた日本の外交官です。彼は東京都立青山高等学校を経て、1958年に東京大学法学部を卒業しました。同年、外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

外務省における同期には、斎藤邦彦、近藤豊、股野景親、英正道（駐イタリア大使）、市岡克博（駐ポルトガル大使）、斎木俊男（駐ギリシャ大使）、黒河内久美（公正取引委員会委員、駐フィンランド大使）、佐藤嘉恭（官房長、駐中国大使）など、後に各方面で活躍する人物がいました。

山下氏は、主にヨーロッパ、アジア地域での外交活動に携わり、1982年1月に駐西ドイツ公使、1985年2月には駐タイ公使を歴任しました。その後、1988年1月には外務省情報調査局長に就任し、国際情勢の分析や情報収集に尽力しました。1990年1月には駐ポーランド大使に任命され、激動する東欧情勢の中で両国関係の維持・発展に努めました。1993年12月には外務省研修所長となり、後進の育成にも力を注ぎました。1994年7月からは駐韓国大使として、日韓関係の改善と深化に貢献しました。

1998年1月に外務省を辞職した後、同年3月から2002年2月まで、財団法人交流協会台北事務所代表を務めました。この間、彼は台湾との関係強化に尽力し、実務レベルでの交流を推進しました。彼の外交手腕と経験は、日台間の相互理解と友好関係の発展に大きく貢献したと評価されています。

主な職歴

1958年: 外務省入省
1982年1月: 駐西ドイツ公使
1983年10月: 外務省北米局審議官
1985年2月: 駐タイ公使
1988年1月: 外務省情報調査局長
1990年1月: 駐ポーランド大使
1993年12月: 外務省研修所長
1994年7月: 駐韓国大使
1998年1月: 外務省辞職
1998年3月: 交流協会台北事務所代表
* 2002年2月: 同退任

山下新太郎は、長年の外交官としての経験と卓越したリーダーシップを通じて、日本と世界各国との友好関係を築き、国際社会の平和と安定に貢献しました。

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