山下美夢有

山下美夢有（やました みゆう）基本情報

山下美夢有は2001年8月2日生まれで、大阪府寝屋川市出身の女子プロゴルファーです。現在は加賀電子に所属しており、著名なプロゴルファー・中嶋常幸を師と仰いでいます。彼女のゴルフの道は、わずか5歳の頃に父親の練習についていくことから始まりました。そして、彼女は新世紀世代の1人として輝かしいキャリアを築いています。特筆すべきは、彼女が史上最年少で日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）の年間ツアー女王に輝いたことです。

アマチュア時代

彼女は小学校のころから頭角を現し、2011年には富士フイルム・スタジオアリスジュニアカップで小学3、4年の部優勝、2013年には小学5、6年の部でも優勝を果たしました。さらに、2016年には第七中学校の3年時に「日本ジュニア女子12歳～14歳の部」で4位、2018年には大阪桐蔭高等学校在学中に「全国高等学校ゴルフ選手権大会春季大会」で2位に入る等、多くの成績を収めました。彼女はまた、2019年のトヨタジュニアゴルフワールドカップではチームで団体優勝するなどの活躍を見せました。同年11月にはプロテストに合格し、同期には西郷真央や笹生優花がいます。

プロ戦績

2020年 - 2021年

プロ入り後初となる統合シーズンの2020-21年では、初のトップ10入りとなる5位タイをスタンレーレディスゴルフトーナメントで達成。その翌年の2021年には、ヤマハレディースオープン葛城で稲見萌寧に1打差で敗れ2位でしたが、KKT杯バンテリンレディスオープンでは大会記録を更新する14アンダーで初優勝を果たしました。

2022年

2022年には、アクサレディスゴルフトーナメントで2位に入り、続くワールドレディスチャンピオンシップで優勝を遂げ、国内メジャータイトルを獲得しました。特に、全英女子オープンにも出場し、13位タイと好成績を収めました。夏にはミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで18アンダーという大会新記録を樹立し、プロ通算4勝目を手にしました。さらに、伊藤園レディスでも逆転優勝し、年間獲得賞金2億円を突破。21歳103日での「年間女王」に輝くなど、記録尽くしのシーズンとなりました。

2023年

2023年には調子が波に乗らない時期もありましたが、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで今季初勝利を挙げ、続くブリヂストンレディスオープンでは更なる圧勝を果たしました。ニチレイレディスでは完全優勝を達成し、デビュー3年目にして通算10勝を記録し、21歳320日での達成は史上2位の若さでした。シーズン最終戦では連覇を達成し、2年連続で賞金女王に輝いています。

オリンピックと今後の展望

2024年にはパリオリンピックに出場予定であり、多くの期待が寄せられています。彼女のゴルフに対する情熱と才能は、今後も日本ゴルフ界を牽引する要素となることでしょう。

人物・趣味

山下美夢有は弟にアマチュアゴルファーの山下勝将を持ち、家族は5人家族です。血液型はA型で、用具はスリクソンを使用し、ウェアはチャンピオンを愛用しています。記録には連続ボギーなしの長さがあり、その努力の結果や実績から彼女は若手選手の中でも特に注目されている存在です。これからの活躍が楽しみです。

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