山内孝

山内 孝（やまのうち たかし）

日本の実業家であり、マツダ株式会社の相談役を務めた山内孝について解説します。

来歴・人物

広島県出身の山内孝氏は、1967年に東洋工業（現マツダ）に入社しました。入社の動機は、当時革新的であったロータリーエンジンへの強い憧れだったと言われています。2008年11月19日には、井巻久一氏の後任として社長兼CEOに就任し、2010年からは会長職も兼務しました。2013年6月には社長兼CEOを退任し、代表取締役会長専任となり、2014年6月には代表取締役会長も退任し、相談役に就任しました。

経歴

1945年 - 広島県に生まれる。
1967年 - 慶應義塾大学商学部を卒業後、東洋工業（現マツダ）に入社。
1992年 - 計画管理部担当部長に就任。
1996年 - 取締役企画本部長に就任。
1997年 - 常務取締役に昇進。
1999年 - 専務取締役に昇進。
2007年 - 代表取締役副社長に就任。
2007年6月 - マツダ財団理事長に就任。
2008年 - 代表取締役社長兼CEOに就任。
2010年 - 代表取締役会長兼社長兼CEOに就任。
2013年 - 社長兼CEOを退任し、代表取締役会長専任となる。
2014年 - 代表取締役会長を退任し、相談役に就任。

栄典

2013年 - アギラ・アステカ勲章（メキシコ）を受章。

マツダにおける功績

山内孝氏は、社長兼CEO、会長としてマツダの経営を牽引し、数々の功績を残しました。特に、リーマンショック後の経営再建、SKYACTIV技術の開発・導入、デザイン戦略の刷新など、マツダのブランドイメージ向上に大きく貢献しました。また、グローバル戦略の推進、新興国市場への進出など、マツダの成長戦略を力強く推進しました。ロータリーエンジンへの情熱を持ち続け、マツダのDNAを体現した経営者として、社員からの信頼も厚かったといわれています。

退任後

相談役退任後は、マツダの発展を陰ながら支え、自動車業界全体の発展にも貢献することが期待されています。

外部リンク

【MAZDA】OFFICIAL WEB SITE
Mazda Global Web Site
デミオからマツダの歴史を変える――山内孝・マツダ会長社長兼ＣＥＯ

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