山口弘隆

山口弘隆（やまぐち ひろたか）は、江戸時代初期の武士であり、常陸牛久藩の第2代藩主です。初代藩主である山口重政の四男として生まれました。母は小坂雄吉の娘であり、正室は諏訪忠恒の娘を迎えています。彼は、山口重貞（長男）、山口政信（次男）、山口重治（三男）、山口重富（四男）といった息子たちと、久永勝晴の正室後に谷頼衛の室となった娘をもうけました。官位は従五位下。但馬守。修理亮。幼名は国丸。

生涯

慶長18年（1613年）、父である重政とその長男である重信が改易された後、重信が大坂の陣で戦死したため、弘隆が嫡子となりました。元和8年（1622年）には、父と弟の重恒と共に本多忠政に身柄を預けられるという時期もありましたが、寛永5年（1628年）に赦免され、父は牛久に1万5000石を領する藩主として返り咲きました。寛永12年（1635年）に父が死去したため、その後を継いで第2代藩主となりました。この時、弟の重恒に5000石を分与しています。

藩主として領地を治める一方で、水口城の城番も務めました。延宝5年（1677年）9月5日に75歳で死去し、跡は長男である重貞が継ぎました。法号は一灯見性弘隆院。墓所は東京都港区南麻布の曹渓寺にあります。

系譜

父：山口重政
母：小坂於奈 - 小坂雄吉の娘
正室：諏訪忠恒の娘
側室：永井氏

子女：
山口重貞（長男）：生母は正室
山口政信（次男）
山口重治（三男）
山口重富（四男）
娘：久永勝晴正室後に谷頼衛室

山口弘隆は、激動の時代を生き抜き、藩主として、また城番としての役割を果たしました。彼の子孫は、その後も歴史の中でそれぞれの道を歩んでいます。

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