山口油屋福太郎

株式会社山口油屋福太郎の概要

株式会社山口油屋福太郎は、福岡を拠点に展開する総合食品卸問屋で、主に辛子明太子の製造と販売を行っています。1973年に辛子明太子の製造を始め、1974年に「福太郎」としての販路を開拓。以来、独自のブランドを展開し続けています。この企業が提供する製品の中では、特に「お子さまめんたい」や「大吟醸めんたい」などのバリエーションが支持を集めています。

製品の特徴と幅広い展開

福太郎が提供する辛子明太子は、一般的なものとは異なり、辛味の少ない唐辛子を使った製品や、ワインなどの独特な素材を使用した明太子など、多種多様な商品ラインを誇っています。また、明太子の他にも、人気の辛子明太子風味せんべい「めんべい」や、めんたい風味のかりんとうやラーメン、さらには辛子高菜など、幅広い食品を取り扱っています。これにより、博多のお土産としても高く評価されています。

創業100周年の記念商品

2009年には、創業100周年を迎えたことを記念し、「百周年記念明太子」や様々な明太子ブランドを詰め合わせた「百賀」という特別セットを通信販売で限定発売。これにより、さらなるブランドの認知度向上に寄与しました。

販売チャネル

山口油屋福太郎は、直営店を9店舗展開しているほか、岩田屋や大丸といった百貨店や、博多駅、福岡空港などでも商品を取り扱っています。さらに、インターネットや電話、FAXといった通信販売手段も確立しており、全国各地からのアクセスを可能にしています。

小清水北陽工場の取り組み

北の地・北海道小清水町には、じゃがいもでんぷんを原料とした「ほがじゃ」を中心とした小清水北陽工場も設けています。この工場には直売店が併設されており、地元の特産品を扱い特に人気の商品が展開されています。また、本社のオンラインショップとは別に、ほがじゃオンラインショップもあり、こちらでは小清水北陽工場の専用商品が販売されています。

会社の沿革

山口油屋福太郎は1909年に創業され、当初は食用油の製造からスタートしました。その後、1955年に法人化し、業務用食品全般を取り扱うようになりました。そして1975年には株式会社に改組、さらに外食業務にも関連した商品を扱う食品問屋へと発展を遂げます。1984年には現在の社名に商号変更し、以降も成長を続けています。

関連会社

株式会社山口油屋福太郎は多数の関連会社を持ち、明太子等の加工製造を行う福太郎本舗、輸入業務を手がける福太郎インポート、原卵を扱うぎょらん株式会社など、多様なビジネス展開を行っています。さらに、地域貢献として温浴飲食施設も運営し、その取り組みの幅を広げています。

終わりに

日々厳選された素材を使用した製品を提供し続ける株式会社山口油屋福太郎は、独自のブランド戦略と多様性で多くの消費者に支持されています。今後も更なる発展が期待される企業です。

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