山口県立岩国高等学校

山口県立岩国高等学校について

山口県立岩国高等学校（略称：岩高）は、山口県の岩国市に位置し、1847年に設立された歴史ある高校です。この学校は、長州藩支藩の藩校「養老館」の流れを受け継ぎ、長い歴史を持っています。1948年の学制改革により新制高校に移行し、1949年には現在の校名に改称されました。設立年を旧制中学校ゆかりの1880年として、2010年には創立130周年を迎えました。

設置課程・学科

岩国高等学校には全日制課程として普通科と理数科が設置されており、普通科には240名、理数科には40名の定員があります。校訓には「文武両道・質実剛健・高雅な気品」が掲げられ、学問とスポーツの両方を重んじています。

校章と校歌

校章は、地元の名所である錦帯橋をモチーフにしており、その中央には「高」の文字が配されています。また、校歌は松田武夫の作詞、平井康三郎の作曲によるもので、3番までの歌詞を持ち、1番に校名の「岩国」が登場します。

進学実績と進路

生徒の進学率は高く、約70%が四年制大学へ進学しています。国公立大学や専門学校を目指す生徒が多く、広島大学や山口大学などが人気ですが、東京大学や京都大学への合格者もおり、厳しい学びの環境が評価されています。

歴史の歩み

不斉の学院として始まった岩国高等学校は、長い間地域の教育を担ってきました。旧制中学校は1880年に創立され、1884年から1916年までの間にさまざまな名前が変更されながら成長しました。1948年の学制改革により新制高校に移行し、男子校として発足、1949年には女子高との統合を経て、現校名に至りました。

校風と部活動

岩高では文武両道を重んじ、部活動も盛んです。特に野球部やハンドボール部、吹奏楽部などが県内外で好成績を収めており、インターハイでも女子の弓道部が優勝した実績があります。運動系、文化系共に多種多様な部活動が揃っており、生徒たちは多数の選択肢の中で自らの興味を追求できます。

アクセス

学校のアクセスも良好で、最寄りの岩国市営バス停からは徒歩1分と近く、JR西日本の川西駅からも徒歩8分の距離です。周囲の環境も良く、学びやすい学習環境が整っています。

著名な出身者

岩国高等学校からは、多くの著名な政治家や学者、文化人が輩出されています。特に平岡秀夫元衆議院議員や河上肇経済学者など、幅広い分野で活躍する卒業生がいます。

これらの要素から、岩国高等学校は教育の質の高さだけでなく、伝統に裏打ちされた誇り高い学校であることがわかります。

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