山城新伍の新伍一番勝負

山城新伍の新伍一番勝負

「山城新伍の新伍一番勝負」は、1981年4月から1987年3月までの約6年間、ニッポン放送及びNRN系列で放送されたラジオのトークバラエティ番組です。この番組は、主に中年の男性をターゲットにした内容で、山城新伍の魅力がたっぷり詰まった楽しい時間を提供しました。マツダの単独提供であり、彼が冠を持つ番組となっています。

タイトルの由来

番組タイトルは、「山城新伍」と、映画「新吾十番勝負」、さらに「一本勝負」という言葉の掛け合わせから生まれました。このような工夫が、放送内容にも息づいており、リスナーに親しみ豊かな印象を与えています。

放送の流れ

1982年4月の放送回を例に、番組の一般的な流れをご紹介します。まず、カウキャッチャーCMから始まり、いくつかのCMを挟んで、番組のオープニングへと進みます。オープニングでは、山城が自身のナレーションとともに番組名を紹介し、リスナーに親しみを持たせます。続いて、マツダのCMが流れ、地域のディーラーに焦点をあてたプロモーションが展開されます。

音楽の演奏を挟んで、山城によるフリートークが始まります。ここでは、プライベートな話から仕事に関することまで多岐にわたるトピックが展開され、リスナーはその内容に耳を傾けます。トークの最後には、山城によるエンドナレーションがあり、リスナーに別れを告げる流れが特徴的です。

さらに、放送の締めくくりには、改めてマツダのCMと共にエンドタイトルが流れ、リスナーに深い印象を残します。特に、平日の放送であったため、リスナーは帰宅途中に耳を傾けることが多く、日常の楽しみの一つとなっていました。

放送局と放送時間

1986年秋の時点で、この番組は全国の様々な局で放送されていました。具体的には、STVラジオや青森放送、秋田放送、岩手放送など、計23の局で平日の夕方に放送が行われ、各局の時間は若干異なりますが、リスナーにアクセスしやすい時間帯に組まれていました。

エンドナレーション

番組のエンドナレーションにも注目です。月曜日から木曜日には「それではまた明日。この時間に。お喋りは山城新伍でありました。」と語りかけ、金曜日には「それではまた来週。この時間に。お喋りは山城新伍でございました。」というフレーズが用意されており、リスナーに次回の放送を楽しみにさせる工夫が凝らされていました。

特記事項

パーソナリティである山城新伍は、放送と並行して、マツダのトラック・タイタンや小型商用車・ボンゴブローニィのテレビCMにも出演しており、リスナーとの親近感を深める役割を果たしていました。このように、番組は単なる喋りだけではなく、地域の文化やマツダ商品の宣伝とも密接に結びついていたのです。山城新伍の「新伍一番勝負」は、リスナーにとって特別な存在となり、多くの思い出を作り上げた番組として記憶されています。

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