徳島市山城町の詳細情報
徳島県徳島市に位置する山城町は、
八万地区に属する町名です。具体的には、山城町東浜傍示、山城町西浜傍示、山城町東浜傍示番外といった区域が含まれます。郵便番号は〒770-8055です。
人口と世帯数
2009年12月の
徳島市の調査によると、山城町の人口は1,284人、世帯数は578世帯となっています。
地理的特徴
山城町は
徳島市の東部に位置し、園瀬川の下流域に面しています。かつてこの地域は、雑地やカヤ原が広がる荒地でしたが、
昭和30年代以降に急速な開発が進みました。特に、
徳島文理大学、
徳島文理大学短期大学部、
徳島文理大学附属幼稚園、徳島文理小学校、
徳島文理中学校・高等学校といった文教施設が相次いで建設されたことが、町の発展に大きく貢献しました。また、東浜傍示地区には山城団地が造成され、市街地近郊のベッドタウンとしての役割を担っています。団地の南西隅には、かつて塩田地帯であったこの地域の製塩業の守り神として崇められた塩竃神社が鎮座しています。
現在の山城町は、昔の面影を残しておらず、文教地区として活気に満ち溢れています。
河川
山城町には以下の河川が流れています。
園瀬川
御座船入江川
冷田川
小字
山城町には以下の小字があります。
東浜傍示
西浜傍示
東浜傍示番外
歴史
山城町は、元々は八万村山城屋という地名でしたが、
昭和12年に現在の町名に変更されました。かつては海浜であり、塩田として開拓され、約200年間製塩業を中心に発展しました。しかし、
昭和4年の塩田整理により製塩は廃止され、塩田跡地の利用計画は長らく実現しませんでした。その後、
昭和36年に塩田跡地のカヤ原の一角に徳島女子短期大学(現在の
徳島文理大学)が創設されたことをきっかけに、急速な開発が進みました。残されていた塩田跡も住宅地として造成され、山城団地が建設されました。
主要施設
山城町には以下の施設があります。
徳島県立産業観光交流センター(アスティとくしま)
徳島工芸村
徳島文理大学徳島キャンパス(
徳島文理大学短期大学部)
徳島文理小学校
徳島文理大学附属幼稚園
塩竃神社
交通
道路
国道55号
バス
徳島バスが運行しており、以下のバス停があります。
文理大学前
山城町
文理小学校前
参考文献
『
角川日本地名大辞典 36
徳島県』(
1986年 ISBN 4040013603)
外部リンク
徳島市ホームページ