山守文雄

山守文雄

山守文雄（やまもり ふみお、1967年2月20日 - ）は、愛知県名古屋市出身のテレビプロデューサー、作家、漫画原作者です。現在は株式会社ティーズを設立し、鉄道チャンネルの放送局長を務める傍ら、日本一の鉄道番組プロデューサーとして知られています。多岐にわたるジャンルの番組制作を手がけ、そのユニークな発想と情熱で多くの人々を魅了しています。

生い立ちと学生時代

1967年、山守文雄は名古屋市で生まれ、兵庫県宝塚市で育ちました。父親は総合商社のニチメンに勤務し、転勤族であったため、幼少期は各地を転々としました。宝塚市第一小学校、ジャカルタ日本人学校中等部、川西緑台高等学校を経て、日本大学芸術学部映画学科に進学しました。

高校時代には演劇コンクールで『男はつらいよ』の寅さんを演じたことがきっかけで、モノづくりに目覚めます。また、11歳の時に父親が購入したビデオカメラに触れたことで映像の世界に興味を持つようになりました。大学在学中には映像制作集団「月面工房」を設立し、仲間たちと映像制作に没頭しました。

ザ・ワークス時代

大学卒業後、山守は『進め!電波少年』を制作していた映像制作会社「ザ・ワークス」に入社しました。そこで、『とんねるずのみなさんのおかげです』や『サタ☆スマ』を手掛けた李闘士男氏のもとで3年間、制作の基礎を学びました。また、『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』のADとして、編集術を習得しました。

2003年、山守は『週刊アスキー』での連載をきっかけに、インターネットテレビ事業に参入しました。しかし、アスキーの倒産により事業は3年で終了しました。その後、ドラマ制作にも携わり、福士誠治主演のドラマ『19borders』を全国のローカル局に販売することに成功しました。この経験から、自ら企画・プロデュースを手がける道へと進んでいきます。

独立と鉄道チャンネルの立ち上げ

2011年6月、山守は独立し、株式会社ティーズを設立しました。そして、スカパー!で鉄道専門チャンネル「鉄道チャンネル」を開局し、放送局長に就任しました。年間300本もの鉄道番組を制作するという多忙な日々を送る中で、六角精児やダーリンハニー吉川、久野知美といった鉄道好きのタレントを起用し、ユニークな企画を次々と打ち出しました。

特に、ダーリンハニー吉川の『鉄道ひとり旅』は200回を超える人気コンテンツとなり、鉄道ファンから絶大な支持を得ています。また、中川家礼二の鉄道番組シリーズも企画・プロデュースし、鉄道ブームを牽引する存在となりました。

人物像

山守文雄は、幼い頃から花火が好きで、多くの人々を驚かせ、感動させることに魅力を感じていました。尊敬する映画監督は山田洋次とスティーヴン・スピルバーグです。また、16ミリ映画技師とドローンの操縦資格を持っています。制作においては大島渚監督からの「変なことをしたほうが良い」という言葉を胸に、「王道じゃないバラエティー」や「サブカルが好き」というキーワードを大切にしています。

山守にとってプロデューサーとは「バスガイドのようなもの」であり、企画から制作、そして番組を最後まで引っ張っていく存在であると考えています。常に自分の趣味が番組になっているため、労力を惜しまず、好きなものを作るために人生を謳歌しています。

主な担当番組

鉄道ひとり旅
中川家礼二の鉄学の時間
石神秀幸の決断!ラーメン旅
ラーメンズ片桐仁のアートを訪ねて
カレー放浪記

これらの番組以外にも、数多くのテレビ番組、CM、ライブ映像を手がけています。

著書

漫画「鉄子の育て方」シリーズ（原案）

外部リンク

山守文雄 (@qaktfu09459jxzv) - X（旧Twitter）
株式会社ディーイー（dE INC.）

山守文雄は、これからもテレビ業界の第一線で活躍し、私たちに新たな驚きと感動を与えてくれることでしょう。

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