山崎清介

山崎清介について

山崎清介（やまさき せいすけ）は、1957年3月28日生まれの日本の俳優・演出家で、福岡県北九州市に生まれました。彼は福岡大学の演劇部を経て、青年座養成所で演技を学び、1984年には劇団EDメタリックシアターを立ち上げるといったキャリアを重ねてきました。

1980年代から90年代にかけて、山崎は多くの舞台でその才能を発揮しました。彼の演技や演出が特に肯定的な評価を受けたのは、1991年から参加したグローブ座カンパニーでの活動です。この時期、シェイクスピア作品に積極的に関与し、出口典雄やジェラード・マーフィーといった名だたる演出家とのコラボレーションを通じて、さらなるスキルを磨きました。

特に「子供のためのシェイクスピアシリーズ」では、1995年以降参加し、その中でも第2回公演となる「十二夜」からは演出を手がけるようになりました。彼の演出スタイルは、若い観客を惹きつける魅力的なものであり、子供たちにもシェイクスピアの世界を楽しく伝える工夫がなされています。

2008年からは、ロシアの文学巨匠チェーホフの作品の演出にも挑戦。彼はチェーホフの微妙な心理描写をリアルに表現し、新たな解釈を加えることで観客の心をつかみました。

また、テレビの世界でも活躍し、1987年から1993年にかけてフジテレビで放送されていた子供向け番組「ひらけ!ポンキッキ」ではレギュラー出演を果たしました。彼の親しみやすいキャラクターは多くの家庭に親しまれました。

主な出演作品

山崎清介は数多くの舞台作品に参加しており、その中には様々なジャンルが含まれています。以下は彼の主な舞台出演作品の一部です：

• - Then The Band Plays -ロンリーハート・カリスマバンドの叛乱-（1986年 ED企画）
• - 千年の日時計 ストロマトライトの化石（1987年 ED企画）
• - Puフライドチキンの秘密（1988年 EDメタリックシアター）
• - プレストメトロノーム−無音調律師とタキヨンの音叉（1988年）
• - メタルエッグ（1989年 EDメタリックシアター）
• - 雨（1996年 こまつ座）
• - ザ・フォーリナー（1997年 加藤健一事務所）
• - 雪やこんこん（1999年 こまつ座）
• - 世阿弥（2003年 新国立劇場）

さらに、彼は演出家としても活動し、「昨日 今日 明日 〜ああ結婚〜」や「ワーニャ伯父さん」など多くの舞台作品を手掛けています。

映画にも出演しており、特に「突入せよ! あさま山荘事件」では重要な役どころを演じています。

山崎清介の活動は、演技と演出を両方で行うという独自のスタイルを持ち、彼自身の表現力を劇の中に色濃く映し出しています。彼が関わる作品は、観客に強い印象を残し、長く記憶に残るものとして愛され続けるでしょう。

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