山崎町 おとなの時間

『山崎町 おとなの時間』は、2008年4月7日から2010年9月27日まで熊本放送のRKKラジオで放送されたラジオ番組です。この番組のテーマは「知る」ことに置かれ、主に30代後半の男性を対象にした内容でありました。リスナーに対して情報を提供するだけでなく、様々な考え方や視点を提案することが特徴の一つでした。

番組のタイトルに掲げられた「山崎町」は、RKKの本社所在地である熊本市中央区山崎町に由来しています。放送時間は、プロ野球のナイターシーズンに合わせて、月曜と木曜の時間帯で設定されており、時期によって変更されることもありました。

最初のパーソナリティはRKKアナウンサーの山田法子で、2008年から2009年の間出演。その後、上田啓介が参加し、様々な意見やコメントを提供しました。さらに、熊本学園大学の教授であり、元RKKアナウンサーの木林淳寛も番組に関与し、さらに野溝美子が山田の後を受けて出演しました。

この番組では、いくつかの恒例企画が行われ、毎週のニュースを振り返る「weekly news」や、木林による歌謡曲の分析「ルネッサンス 日本のうたことば」、視聴者から寄せられたメッセージに返答する「上田どうよ」などがありました。また、月に一度の企画として芸能情報を伝える「芸能界ここだけの話」や、熊本の水環境についてのコーナーも設けられました。これらのコーナーは、リスナーにとって興味深い情報源となり、番組に親しみを与えるものでした。

さらに、「法子の一押し」では山田が自身のおすすめ商品を紹介し、リスナーに新しい発見を促す工夫が施されました。放送の中では、リスナー参加型のコーナーも展開され、「山崎町なぞかけ教室」では出題されたテーマに基づいてリスナーがなぞかけを作成し、その中から優秀作品にはプレゼントが贈られるなど、番組全体が参加型の雰囲気を重視していました。

このように『山崎町 おとなの時間』は、情報発信の枠を超え、リスナーが考え、参加し、楽しむための多様な要素で構成されたラジオ番組でした。神奈川県横浜市の放送ライブラリーには、当番組の放送音声データが公開されており、興味のある人は過去の放送を聞くこともできます。多様なテーマと視点を提供し続けたこの番組は、多くのリスナーにとって貴重な時間を提供し、思考を広げる機会となっていました。

もう一度検索