山崎隆明

山崎隆明（やまざき たかあき）は、1962年9月28日生まれの日本のクリエイティブディレクター、CMプランナー、コピーライターです。京都府出身で、日本大学芸術学部および大学院芸術学研究科を卒業後、株式会社電通関西支社に入社しました。

2009年に独立し、株式会社ワトソン・クリックを設立。代表取締役として、数々の記憶に残るCMを世に送り出してきました。特に、クーポン付きフリーペーパーのシリーズCMや、俳優の大滝秀治と岸部一徳が共演した殺虫剤のCMは、その独特な世界観で大きな話題を呼びました。

山崎氏の大きな特徴の一つとして、映像にナレーションをあてるアフレコ・アテレコの技術に長けている点が挙げられます。ホットペッパーのクーポンマガジンシリーズでは、CMプランナーでありながら、自ら声優として多数の作品に出演しています。これは、通常CMプランナーが脚本に専念し出演しないことが多い中、非常に異例なケースと言えます。

また、山崎氏はクリエイターとしての活動だけでなく、後進の育成にも力を入れています。宣伝会議のコピーライター養成講座やCMプランニング講座で講師を務め、次世代のクリエイターを育成しています。

山崎氏が手がけた主なCM作品には、マンダム「ギャッツビー」シリーズ、大日本除虫菊「タンスにゴンゴン」シリーズ、UHA味覚糖「ベアーズチョコ」、ダイハツ「テリオスルキア」、サントリー「BOSS」、リクルート「ホットペッパー」シリーズ、大日本除虫菊「水性キンチョール」、大日本除虫菊「キンチョウリキッド」、象印マホービン、サントリー「野菜カロリー計画」、タマホーム、日清食品「カップヌードル」、ドリームジャンボ宝くじ、ダイハツ工業「ミライース」、アイフル「愛はあるんか」などがあります。これらの作品は、ユーモアと斬新なアイデアに溢れ、視聴者に強い印象を与えました。

音楽制作にも携わり、『ホットペッパーの唄』や『チョモランマの唄』などの作詞・作曲も手掛けています。さらに、映画『クソ野郎と美しき世界』の企画にも参加するなど、その活動は多岐にわたります。

山崎氏は、2002年度クリエイター・オブ・ザ・イヤーをはじめ、TCCグランプリ・最高新人賞、ACCゴールド・企画賞、ニューヨークフェスティバル、ロンドン国際広告賞など、数々の賞を受賞しています。これらの受賞歴が、彼のクリエイティブな才能の高さを証明しています。

山崎隆明は、常に新しい表現を追求し、見る人の心を掴む作品を作り続けています。彼の今後の活躍にも目が離せません。

主な作品

CM
マンダム ギャッツビー 「汗のうた」（1997年）、「トーキングベビー」（2000年）、「染めてチョンマゲ」（2001年）、「しあわせなら毛を叩こう」（2002年）
大日本除虫菊 タンスにゴンゴン人形用（1999年）、タンスにゴンゴン一年用（2001年）
UHA味覚糖 ベアーズチョコ（1999年）
ダイハツ テリオスルキア（2001年）
サントリー BOSS（2002年）
リクルート ホットペッパー 「食べました」（2002年）、「まだ伴奏」（2005年）、「スヌーピーとカエラ」（2009年）
大日本除虫菊 水性キンチョール 「つまらん」（2003年）
大日本除虫菊 キンチョウリキッド（2004年）
象印マホービン（2004年）
サントリー 野菜カロリー計画 「びっくらこいた」（2008年）
タマホーム（2009年 - ）
日清食品 カップヌードル 「この味は世界にひとつ」替え歌シリーズ（2009年 - 2010年）
ドリームジャンボ 宝くじ（2011年）
ダイハツ工業 ミライース（2011年）
アイフル「愛はあるんか」
他多数

音楽
『ホットペッパーの唄』 作詞・作曲
『チョモランマの唄』 作詞・作曲
他多数

その他
映画『クソ野郎と美しき世界』 企画

主な受賞
2002年度クリエイター・オブ・ザ・イヤー
TCCグランプリ・最高新人賞
ACCゴールド・企画賞
ニューヨークフェスティバル
ロンドン国際広告賞
他多数

外部リンク
山崎隆明 (@ymzk003) - X（旧Twitter）

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