山形県立鶴岡北高等学校

山形県立鶴岡北高等学校

山形県立鶴岡北高等学校は、山形県鶴岡市にあった県立の高等学校です。この学校は全日制の普通科のみを設けており、単位制を導入しています。特記すべきは、学則上は男女共学であったものの、2014年度までは女子のみの生徒が在籍しており、庄内地方の唯一の女子校として長い歴史を持っていました。2015年度から男子生徒の受け入れが始まり、創立以来初めて男子生徒が一名入学しました。

2024年4月には、鶴岡南高校と統合されて「山形県立致道館中学校・高等学校」という新たな学校が開校されることから、2024年3月31日をもって閉校することが決まっています。

設置学科

この学校では、全日制の普通科を設置していました。進路においては、ほとんどの生徒が進学を目指しており、特に4年制大学への進学が多いです。その内訳として、国公立大学への進学者は約30名程度で、残りは私立大学へ進むのが一般的でした。また、就職を選択する生徒もいますが、その数は10名前後と少なめです。

アクセス

JR羽越本線の鶴岡駅からは徒歩19分ほどの場所に位置しており、アクセスも比較的良好です。

沿革

この学校の歴史は1897年に創立された山形県西田川郡鶴岡高等女学校に始まります。その後1902年に山形県立鶴岡高等女学校と改称され、1948年には学制改革に伴い鶴岡第三高等学校に変わりました。1950年には、鶴岡第一高等学校と統合され北校舎となり、1952年に鶴岡南高校が分離され、正式に「鶴岡北高等学校」として設置されました。2003年度より単位制へ移行し、2013年度には学級数が減少しました。2015年度からは男女共学化が本格的に進み、2013年10月には閉校式が行われました。

部活動

運動部にはバレーボールやバスケットボール、剣道など多数の競技があり、文化部も充実していました。音楽部は全国コンクールで数々の受賞歴を持ち、高い評価を得ていました。特に、NHK全国[[学校音楽コンクール]]や全日本合唱コンクールでは金賞を受賞するなど、その実績は顕著です。

制服

女子用にはセーラー服、男子用には詰襟の学生服が用意されており、生徒たちに親しまれていました。

著名な関係者

多くの著名な卒業生がおり、パイロットや日本画家、陸上選手など様々な分野で活躍しています。また教職員には婦人運動家や植物学者など、地域に貢献してきた方々が在籍していました。

山形県立鶴岡北高等学校の長い歴史は、これで幕を閉じることとなりますが、多くの思い出や成績が語り継がれることでしょう。

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