山形県総合運動公園

山形県総合運動公園

山形県総合運動公園（やまがたけんそうごううんどうこうえん）は、山形県天童市にある広域運動公園で、「べにばなスポーツパーク」という愛称でも知られています。この公園は、スポーツ愛好者や家族連れにとって、楽しみを見出すことができる貴重なスペースとなっています。

概要

公園の建設は1982年から始まり、1991年には陸上競技場やサブグラウンド、総合体育館などの主要施設が完成しました。特に、1992年に開催された「べにばな国体」に向けて整備が進められ、1996年には全ての施設がフルオープンしました。公園の総面積は約56.1ヘクタールに及ぶ広大なもので、施設は多岐にわたっています。

園内には陸上競技場や野球場、総合体育館などのスポーツ施設に加え、いこいの広場、遊びの森といったレクリエーションスペースも設けられています。これにより、幅広い年齢層が楽しむことができ、地域コミュニティの交流の場としても機能しています。

開場初期は、山形県総合運動都市公園公社が公園の管理運営を行っていましたが、後に指定管理者制度が導入されました。2014年からは、モンテディオ山形がこの公園の管理を受託しています。

施設紹介

陸上競技場

公園の中心的な施設のひとつで、陸上競技のための専用トラックを持っています。プロ野球チームである東北楽天ゴールデンイーグルスの2軍の練習場にもなっており、収容人数は2624人です。

野球場

こちらの野球場は、楽天イーグルスの準本拠地でもありますが、合宿所などの関連施設の建設計画は撤回された経緯があります。両翼は91メートル、センター122メートルの規模を持つ野球場です。

総合体育館

この体育館は、アリーナとサブアリーナ、そして公認の屋内プールや温泉施設を備えており、様々な体育イベントやレクリエーション活動に利用されています。特に、B.LEAGUEのチームであるパスラボ山形ワイヴァンズのホームアリーナとして使用されており、地域のスポーツシーンを支えています。

その他の施設

公園内には、テニスコートやサッカー・ラグビー場、屋内多目的広場などの施設も整備されており、スポーツ活動だけでなく、イベントや集まりの場としても利用されています。

未来の計画

モンテディオ山形は新スタジアムの建設を検討しており、陸上競技場を本拠地として使用していますが、老朽化が進んでいることから、新しい球技場の建設計画が進行中です。2025年に新スタジアムの完成を予定しているものの、コロナ禍や物価の上昇により、遅れが生じているようです。

アクセス

公園へは公共交通機関を利用することもできます。最寄りのJR天童南駅から徒歩20分、または山交バスで「東芳賀」下車が便利です。自動車では、山形駅から約40分、天童駅からは15分ほどでアクセス可能で、駐車場は無料で利用できます。

このように、山形県総合運動公園は、地域のスポーツ振興と市民の健康増進に寄与する場所として、今後も多くの人々に利用されていくことでしょう。

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