山本優 (ソフトボール)

山本優（やまもと ゆう）

プロフィール

生年月日: 1988年8月20日
出身地: 北海道札幌市
ポジション: 内野手（主に三塁手）
所属: 元ビックカメラ高崎ビークイーン
代表歴: 元ソフトボール日本代表
主な実績: 2021年東京オリンピック金メダリスト、日本リーグ通算最多本塁打記録保持者

経歴

小学校2年生から野球を始め、中学まで地元のチームでプレー。
北海道当別高等学校に進学後、1年生でソフトボールに転向。高校2年・3年時には北海道選抜チームに選出され、国体に出場。

2007年、ルネサス高崎（現ビックカメラ高崎ビークイーン）に入団。
同年、日本ジュニア代表に選ばれ、世界ジュニア女子ソフトボール選手権で準優勝を経験。その後、日本代表に選出され、2014年の世界選手権では優勝を果たしました。また、2016年と2018年の同大会では準優勝。
2021年、東京オリンピックでは4番・三塁手として全試合に出場。2本塁打・5打点を挙げる活躍で、日本代表の金メダル獲得に大きく貢献しました。

日本リーグでは通算47本塁打を記録し、これは歴代最多記録となっています。

2021年12月には、北海道民栄誉賞を受賞。
同月10日には北海道庁で行われた贈呈式に出席し、引退を表明しました。
引退後の2022年3月8日には、女子中学生を対象としたソフトボールチーム「札幌Futures」（さっぽろフューチャーズ）を創設し、代表兼監督に就任しました。

選手としての特徴

中学時代に培った野球の経験を活かした鋭いスイングと、生まれ持ったパワーが魅力。
日本リーグを代表する強打者として活躍しました。
2017年の日米対抗ソフトボールでは、最終回に逆転サヨナラ満塁ホームランを放つなど、勝負強さも兼ね備えています。

高校時代には捕手を務めた経験から、ソフトボールの戦術理解や洞察力にも優れている。
守備力にも定評があり、東京オリンピック決勝のアメリカ戦では、終盤のピンチで遊撃手との連携による『神ゲッツー』を成立させました。

人物・エピソード

右肩の負傷により、2011年シーズン限りで一度は引退を決意。しかし、ソフトボールへの情熱から2012年7月17日に患部を手術し、1年のブランクを経て2013年に現役復帰を果たしました。
復帰時の覚悟を忘れないよう、グラブの内側には『2012.7.17』の文字を刺繍しています。

東京オリンピックでの金メダル獲得の功績を称え、2021年12月12日にはJR北海道八軒駅前に記念のゴールドポスト（第21号）が設置されました。

日本リーグ個人表彰

2007年: 新人賞
2008年: 打点王（16打点）
2009年: ベストナイン賞（三塁手）
2010年: ベストナイン賞（三塁手）
2013年: ベストナイン賞（三塁手）
2014年: ベストナイン賞（三塁手）
2017年: 首位打者賞（.471）、ベストナイン賞（三塁手）
2018年: 本塁打王（7本）
2019年: ベストナイン賞（三塁手）

背番号

25（2007年 - 2011年）
25（2013年 - 2014年）
10（2015年 - 2016年）
25（2017年 - 2021年）

出演

テレビドラマ

初森ベマーズ 第8球（2015年8月29日、テレビ東京） - 女子ソフトボール日本代表キャプテン・山本選手（本人）役

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