山本剛正

山本 剛正のプロフィールと政治キャリア

山本剛正（やまもと ごうせい、1972年1月1日生まれ）は、日本の政治家であり、日本維新の会に所属する衆議院議員です。彼は衆議院において2期の経験を持っており、現在は国土交通委員会の委員を務めています。

来歴

東京都新宿区で生まれた山本は、駒澤大学の経営学部を卒業後、大学在学中に結党間もない日本新党に加わりました。その後、衆議院議員の中村時広の事務所スタッフとして政治の現場に身を置いた後、伊藤忠燃料（現在の伊藤忠エネクス）での勤務を経て、政治秘書としてのキャリアをスタートさせました。彼は衆議院議員の樽床伸二や参議院議員の大久保勉の秘書を務めました。

2009年には民主党の公認を受けて第45回衆議院議員総選挙に福岡8区から立候補しました。その選挙では当時の内閣総理大臣である自由民主党の麻生太郎に大差で敗北しましたが、比例九州ブロックで復活当選を果たし、初めて国会議員となります。

翌2012年の選挙では再び麻生に敗れ、比例復活もならず落選。2014年の選挙では福岡4区を目指しましたが、党の選挙戦略により候補者が公認されず、福岡1区へと国替えが決定しました。この選挙でも敗北し、無所属で立候補することを検討しましたが立憲民主党からの出馬要請を受け、2017年の選挙では再び落選しました。

2019年に立憲民主党を離党し、2021年には日本維新の会から福岡1区の公認内定を受けました。同年10月の衆議院選挙では再び井上貴博に敗れましたが、比例復活によって当選を果たしました。

政策

山本は日本国憲法の改正について「守るべきは守り、変えるべきは変える」とし、自身は護憲的な立場からの改憲を主張しています。また、特別永住者の地方選挙権付与には賛成の意向を示し、選択的夫婦別氏制度の導入については「どちらとも言えない」という立場を取っています。

人物

山本は子どもの頃からスポーツに情熱を注いでおり、小学校や中学校では野球、高校ではラグビー部の主将を務めていました。大学時代には北海道を自転車でほぼ一周し、厳しい知床峠を越えた経験があります。また、長崎勤務中には小学生向けのラグビー教室で指導者としての活動も行っていました。

発言

山本は国会での発言が注目されることが多く、2010年には民主党国会対策委員会の会合でのやり取りがメディアに取り上げられました。当時の党幹事長岡田克也に対する発言が話題となり、彼の強い姿勢が垣間見えました。また、旧立憲民主党に対しては「かつての旧民主党の理念を引き継ぐ政党」と評価しています。

不祥事

2011年には同じ民主党所属の西村正美参議院議員との私生活について報道があり、これがその後の政治活動にどのように影響したかも注目されています。

山本剛正は、波乱万丈の政治人生を経て、今も自らの信念を貫き政治活動に邁進しています。

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