山本務

山本 務の生涯

山本 務（やまもと つとむ）は、1890年11月28日に大分県で生まれ、1953年9月8日に亡くなりました。彼は日本の陸軍に属し、最終的に陸軍中将にまで昇進した軍人です。彼のキャリアは長く、実に多彩な職務を経験してきました。

早年期と教育

1912年5月、山本は陸軍士官学校の24期生として卒業し、同年12月に砲兵少尉に任官されます。彼のキャリアはここから始まり、野砲兵第11連隊に配属されました。8年後の1920年11月には、陸軍大学校の32期生として卒業し、さらなる軍事的知識と技術を身につけました。

軍歴の歩み

1932年8月、彼は砲兵中佐に昇進し、3年後の1935年12月には野砲兵第24連隊の指揮官に任命されました。この役職に就任することで、彼は部隊を直接指導し、指揮能力を発揮しました。1936年には砲兵大佐に進級し、彼の軍歴はますます進展していきました。

1939年3月には陸軍少将に昇進し、関東軍の兵器部長に就任します。同年11月には野戦重砲兵第3旅団長に任命され、翌1940年9月には関東軍砲兵司令官に就任しました。1941年10月には陸軍中将に昇進し、彼のキャリアはその頂点に達します。

太平洋戦争とその後

彼は1942年5月、太平洋戦争において第5師団長に親補され、インドネシアやカイ諸島の防衛を担当しました。彼の指揮下での部隊は、戦局の中で重要な役割を果たしました。1944年10月には参謀本部付に転任し、同年12月には予備役に編入されます。次の年である1945年1月、彼は召集を受け、留守第57師団長に就任。7月には第138師団長に就任し、満州に赴任しました。終戦は撫順で迎えました。

栄典

山本務は軍人としての働きにより、数々の栄典を受けています。特に1913年2月20日に贈られた正八位は、彼の軍歴の一部を象徴するものです。

まとめ

彼の生涯は、日本の陸軍軍人としての多くの挑戦と業績で構成されています。山本務は、軍人としての過酷な時代を生き抜き、戦局に大きな影響を与えた指導者の一人として位置付けられています。彼が果たした役割やその経歴は、現在でも多くの人々に研究され、評価されています。彼の生きた時代とその影響は、日本の歴史の中で重要な一コマを成しています。

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