山本浩史

山本浩史：柔道界の雄から大学教員へ

山本浩史（やまもと ひろふみ）は、1990年3月25日生まれ、東京都出身の柔道家です。60kg級の選手として、国内外の数々の大会で輝かしい成績を収めました。現在は、名城大学法学部の助教として、教鞭を執る傍ら、柔道を通じて社会に貢献できる人材育成に力を注いでいます。

幼少期から才能を開花

山本は、8歳の時に柔道を始めました。足立学園中学3年の時には、全国中学校柔道大会で2位に入賞するなど、早くからその才能を発揮しました。足立学園高校に進学後も、インターハイで2位となるなど、着実に実力を伸ばしていきました。

大学時代：世界へ羽ばたく

2008年、日本体育大学体育学部武道学科に進学した山本は、さらに飛躍を遂げます。世界ジュニアで3位入賞、2年時にはオール一本勝ちで優勝を飾るなど、その名を世界に轟かせました。また、シニアの大会であるグランドスラム・東京でも3位に入賞し、その実力を証明しました。

3年時には、講道館杯で初優勝を果たし、続くグランドスラム・東京でも、決勝で大学の後輩である志々目徹に勝利し、優勝を飾りました。4年時には、選抜体重別で敗れたものの、世界選手権代表に選出され、グランドスラム・リオで優勝するなど、国内外で目覚ましい活躍を見せました。世界選手権では4回戦で敗退したものの、グランドスラム・東京では2連覇を達成するなど、その実力の高さを改めて示しました。

実業団へ、そして大学教員へ

2012年、山本は綜合警備保障（ALSOK）に入社し、実業団選手として活動を続けました。選抜体重別ではオリンピック代表を逃したものの、2013年のアジア選手権では優勝を飾りました。2014年、2015年の講道館杯でも優勝を果たし、国内トップレベルの実力を維持し続けました。

その後、山本は現役を引退し、名城大学法学部の助教に就任しました。現在は、大学で教鞭を執る傍ら、柔道を通じて社会に貢献できる人材育成に力を注いでいます。また、自身の経験を活かし、後進の指導にも積極的に取り組んでいます。

主な戦績

2004年 - 全国中学校柔道大会 2位
2007年 - インターハイ 2位
2008年 - アジアジュニア 優勝
2008年 - 世界ジュニア 3位
2009年 - 世界ジュニア 優勝
2010年 - 講道館杯 優勝
2010年 - グランドスラム・東京 優勝
2011年 - グランドスラム・リオ 優勝
2011年 - グランドスラム・東京 優勝
2013年 - アジア選手権 優勝
2014年 - 講道館杯 優勝
2015年 - 講道館杯 優勝

山本浩史は、柔道家としての輝かしい実績に加え、大学教員として次世代の育成に貢献するという新たな道を進んでいます。彼の今後の活躍から目が離せません。

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