山本薫 (アナウンサー)

山本 薫について

山本 薫（やまもと かおる）は、1972年4月20日生まれの日本の元テレビ東京アナウンサーです。彼は早稲田大学を卒業後、1995年にテレビ東京に入社し、そこでのキャリアを開始しました。入社当初はバラエティ番組のアシスタントディレクター（AD）を務めており、2年目にアナウンス室へ異動することとなります。この動きは、当時同局に出演していたみのもんたからの推薦によるもので、彼の前説が特に注目されたことが功を奏しました。

山本の特筆すべき点は、アメリカのプロレス団体WWE（当時の名称はWWF）の実況中継を日本で担当した初のアナウンサーであることです。このことにより、彼はスポーツ実況の分野でも広く知られるようになりました。彼の実況スタイルは観る者を引き込む力があり、日本のテレビ界におけるプロレス実況の在り方を大きく変える存在となりました。

加えて、山本はサッカー中継やビーチバレー中継、ゴルフ中継といった多岐にわたるスポーツ番組にも出演しており、特に「スポーツ10minutes」や「オリンピックへの道」などでは、その多才ぶりを発揮してきました。一時期は、TBSの安住紳一郎アナウンサーと並ぶ人気局アナとして、特集が組まれたこともありました。

現在の活動

テレビ東京でのアナウンサーとしての活動を経て、山本は2008年に同局を退社しました。その後、彼は「ジャパネットたかた」の社員としてテレビショッピングに出演するようになります。地上波やCSでのMCとして、視聴者に商品を紹介しながら、独自のスタイルでのプレゼンテーションを展開しています。

また、彼は就職塾「我究館」での経験があり、館長の杉村太郎から「かおる」という愛称でも親しまれました。現職では、「開運!なんでも鑑定団」を含む複数の番組で広報活動や番組宣伝を担当していた時期もあり、テレビ業界での幅広い知識と経験を生かしています。

2013年10月21日には、アナウンサー退社後初めて古巣のテレビ東京の番組に生出演することが実現しました。これは、多くのファンにとっても喜ばしい出来事であり、彼のテレビ東京時代からのファンにも懐かしさを感じさせる瞬間となりました。

山本 薫のこれまでの経歴や現在の活動は、他のアナウンサーたちとは一味違ったものがあり、その多様なバックグラウンドとスキルを駆使して今後も様々な場面で活躍することが期待されています。

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