山本道

山本渉（やまもとわたる）は、福岡県福岡市出身の1989年生まれのミュージカル俳優です。3歳から子役として芸能活動をスタートさせました。幼い頃から類まれな才能を発揮し、早くから舞台の世界で活躍の場を広げていきます。

劇団四季との関わりは深く、子役時代からその才能を見込まれていました。2001年、福岡シティ劇場で開幕した『ライオンキング』福岡公演でヤングシンバ役に抜擢。その高い演技力と表現力で、観客を魅了し、2年にわたって同役を務めました。この経験は、山本の俳優としてのキャリアにとって大きな礎となりました。子役としての活動を通して培った経験は、後の俳優人生に大きく貢献することになります。

第一経済大学付属高等学校卒業後、2008年4月には念願の劇団四季に入団。そして、再び『ライオンキング』の舞台に立ちます。今度は大人俳優として、ヤングシンバとは異なる視点、異なる役柄で、新たな挑戦をスタートさせました。

劇団四季入団後は、数々の話題作に出演し、常に高いレベルの演技力を披露しています。『ライオンキング』では、ヤングシンバ、アンサンブル、ティモンと、様々な役を演じ分け、作品の世界観を深く理解し表現する実力を見せつけました。また、『雪ん子』の仏のさぶ役、『コーラスライン』のマーク役、『マンマ・ミーア！』のペッパー役、『ウィキッド』のボック役、『リトルマーメイド』のフランダー役など、幅広い役柄に挑戦し、その高い演技力で観客を魅了してきました。近年では『アナと雪の女王』のウェーゼルトン役も務め、持ち前の表現力でキャラクターを見事に演じきりました。

2022年10月23日からは、ディズニーミュージカル『美女と野獣』のルフウ役にも出演候補として名前が挙がっています。これまでも様々な作品で重要な役割を担ってきた山本渉にとって、新たな挑戦となることは間違いありません。彼の今後の活躍にも期待が高まります。

山本渉は、子役時代から積み重ねてきた経験と、劇団四季での研鑽を通して培ってきた高い演技力を武器に、日本のミュージカル界を牽引する存在として、これからも更なる活躍が期待される俳優です。持ち前の明るさと、繊細な表現力、そして圧倒的な歌唱力によって、多くの観客を感動の渦に巻き込むことでしょう。彼の今後の舞台に、注目が集まります。

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