山村浩

山村浩

山村浩（やまむら ひろし、1962年1月30日 - ）は、日本の海上自衛官であり、第34代海上幕僚長を務めた人物です。山口県出身。

経歴

1984年3月、防衛大学校（第28期）を卒業後、海上自衛隊に入隊しました。 艦長、司令官、幕僚副長といった要職を歴任し、2019年4月1日には第34代海上幕僚長に任命されました。

海上幕僚長在任中には、「精強・即応」と「変化への適合」という二つの方針を掲げ、隊員の能力向上に力を注ぎました。特に、各種訓練の実施や隊員の意識改革を積極的に推進しました。退任前の最後の定例会見では、中東方面での情報収集活動や、新型コロナウイルス感染症のパンデミック下においても各国との共同訓練を継続したことを強調し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に大きく貢献できたとの自負を語りました。2022年3月30日をもって退官しました。

年譜

1984年3月：防衛大学校卒業（第28期、電気工学専攻）、海上自衛隊入隊
1998年7月：2等海佐に昇任
1999年8月：護衛艦「あさぎり」船務長兼副長
2000年8月：護衛艦「みねゆき」艦長
2001年8月：海上幕僚監部人事教育部人事計画課
2003年1月：1等海佐に昇任
2004年8月：海上幕僚監部防衛部防衛課編成班長
2006年8月：海上幕僚監部人事教育部人事計画課人事計画調整官兼企画班長
2007年7月：海上幕僚監部防衛部防衛課長
2009年7月：海将補に昇任
2009年12月：第4護衛隊群司令
2011年4月：海上幕僚監部総務部副部長
2012年3月：護衛艦隊司令部幕僚長
2013年8月：統合幕僚監部防衛計画部長
2015年8月：海将に昇任、第37代護衛艦隊司令官に就任
2016年12月：第40代海上幕僚副長に就任
2019年4月：第34代海上幕僚長に就任
2021年6月：米国政府よりレジオン・オブ・メリット勲章を受章
2022年2月：フランス政府よりレジオンドヌール勲章オフィシエを受章
2022年3月：退官

栄典

レジオン・オブ・メリット・コマンダー（2021年6月1日）
レジオンドヌール勲章オフィシエ（2022年2月10日）

脚注

防衛年鑑2015（防衛年鑑刊行会）

防衛省人事発令（2011～2019）

外部リンク

海上幕僚長ご挨拶｜海上自衛隊 〔JMSDF〕 オフィシャルサイト

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