山根青鬼

山根青鬼（やまね あおおに）

山根青鬼（やまね あおおに、1935年8月16日 - ）は、昭和を代表する日本の漫画家です。本名は山根忠。別名義として山根あおおにの名も用います。富山県出身で、田河水泡に師事しました。双子の弟である山根赤鬼も漫画家として知られています。

来歴と作風

師匠である田河水泡からは、代表作『のらくろ』の漫画執筆権を譲り受け、田河の没後も『のらくろ』の新作を描き続けました。作風は、弟の赤鬼のほのぼのとした作風とは対照的に、スラップスティックなギャグを得意とし、当時の流行を取り入れた作品を多く発表しました。

日本漫画家協会の理事も務め、日本の漫画界の発展に貢献。2010年には、長年の功績が認められ、第39回日本漫画家協会賞特別賞を受賞しました。2013年時点では、ネットショッピングを趣味として楽しんでいることが明かされています。

主な作品

山根青鬼は、数多くの作品を世に送り出しています。以下に代表的な作品を挙げます。

めだかちゃん
おむすびくん
ほがらか一家
でこちん
けいれい!しんぺいくん
パコちゃんパーすけ
なるへそくん
おやじバンザイ
はらたちカッカ
アホンダラ先生
怪獣ダイゴロウ
のこっ太くん
ゴンたろう
進め!フィンガー5
マックスくん
なぞ姫ポコンちゃん
ホイキタ110番
快けつピンチ丸
びっくらコング
飛べ!孫悟空
名たんていカゲマン
名たんてい新カゲマン
平成名たんていカゲマン
ぼくたちクイズマン
くろっぺ

特に『名たんていカゲマン』は、2001年に『探偵少年カゲマン』としてアニメ化もされ、幅広い世代に親しまれました。

その他の活動

漫画作品の執筆以外にも、藤子・F・不二雄大全集の解説や、まんが甲子園の審査員を務めるなど、多岐にわたる活動を行っています。2021年には、逝去した漫画家・矢口高雄への追悼色紙を執筆し、話題となりました。

関連人物

弟の山根赤鬼との共同制作や、師である田河水泡からの影響など、多くの人物との関わりの中で、独自の作風を確立しました。

山根赤鬼（双子の弟）
* 田河水泡（師匠）

山根青鬼は、日本の漫画史に名を残す重要な漫画家の一人です。その作品は、今もなお多くの人々に愛され続けています。

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